羽宮一虎 ページ15
私の彼氏はすごくモテる。顔がいい、声がいい、性格は…女の子には優しいけどけんか強くてそりゃモテるか。
今日は日曜日。いつもなら一虎から誘ってくるようなデートの連絡もなくて、買い物のために街を歩いていた
「あれ、一虎…?」
道の向かい側にあるカフェテリアで女の子と2人楽しそうにスイーツを頬張る彼がいた。ずきり、と胸が傷んだ
あー、楽しそうに笑っちゃって。あーんなんてしちゃって。
「出かけなきゃ良かった。」
もうすぐクリスマスだからってプレゼント探しに来たのに、いいの見つけたから買ったのに。バカみたい。私は家に帰ろうとして来た道を戻った。
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その日の夜22時、いつも寝落ち通話をしているから一虎から連絡が来る。
一虎Aー!電話しよー!
返す気にもならず放置していると、しばらくして
一虎寝ちゃった??
一虎ちゃんと休めよ!おやすみ
なんて文章が届くけど通知を静かにoffにして眠りについた
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次の日
学校ですら会いたくないから今日は休んだ。一虎からの連絡も返さないまま。心配なのか連絡がかなり来ているようだが目を通さずにいた。
____お前だけだよ
____1番好き。大好き
なんて言葉は嘘だったのか。そう考えれば考えるほど涙が出てきてしまう。つらくてスマホも持たずにプレゼントをもって家を飛び出した。
「寒い」
海岸に来ていた。プレゼントも投げ捨てたくて、でも勇気がなくて投げられずにいた私の肩を誰かが叩いた。
「なんで連絡しねぇんだよ」
「一虎…」
どうしてここにいるかわかんない。
「探したんだからな、ウロウロすんな迷子になんだからよぉ」
ぽん、と頭に手が乗せられる。その手で昨日は他の女の子にも触れたんだ、あの子にだって同じことしたんだ。
そう考えると気持ち悪くて腕を払う
「A?」
驚いた様子の一虎を睨みつける
「んだよ、その目。」
「一虎のバカ、」
「は?」
「ばか!!!大嫌い!!!もう別れる!!」
「一方的になんだよ!ッいって!!!お"い!!」
渡すつもりだったプレザントで顔を殴ってそのまま海に投げ捨てて走った。怒らせた。きっと、でもこれでいいんだよ嫌われたらもう関わらなくていいし。
上手く走れなくて転んだ、膝から血が滲んで頬も擦ったようだ
「好きにならなきゃ良かった」
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篝月(プロフ) - 千冬の話の続きがめっちゃ気になります! (2022年1月8日 10時) (レス) @page22 id: 54466648db (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - ココへの愛情爆発中好きだああああ (2021年11月25日 0時) (レス) @page18 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - きゃーココかっこいいよお😍大好きだよ一くん (2021年11月14日 16時) (レス) @page18 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 若狭かみてみたいです好きですね! (2021年10月28日 0時) (レス) @page17 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
有泉実樹 - 今度は一虎くんで喧嘩見てみたいです!更新頑張ってください! (2021年9月21日 21時) (レス) id: 641a3c9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょざいち | 作成日時:2021年9月14日 20時