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まぁそんなこんなで学校終わった。


そーいや今日人手が欲しいからかーさんに早く帰ってこいって言われてたんだっけ?


面倒くさいなぁ。


「ごめん、今日店の手伝い頼まれたから先帰るー。」

「おー、気を付けるんやで〜」



ちなみに俺の家は花屋。


この高校から10駅くらい離れたところにあって、何気に遠いから家の近くまで行くと同じ制服は全く見なくなる。


ようやく家につくと見覚えのある後姿が花屋から出ていくのが見えた。






圭だ。




焦って家の廊下に荷物を投げ捨て、俺は圭の後を追った。


着いた先は墓だった。


圭は墓地の中を迷いなく進みある一つの墓の前で止まった。


「……久しぶり、兄さん。」

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作者名:ふゆち | 作成日時:2021年3月27日 2時

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