KZのぶっ飛び劇場 (ページ3)

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・第2話　ぶりっこだと？ページ3

どこかの少女マンガのように食パンをくわえながら走っているが、曲がり角でイケメンとぶつかってキュン...なんていう展開は私には訪れない。

悲しいねぇ。

と思っていたら曲がり角から飛び出してきた誰かとぶつかった。

まさか...！？

？「いたぁい...。」

...女子か。

『ごめん。大丈夫？』

？「わたしぃ。かよわい女子だからぁ、痛くて立てなぁい。」

ぶりっこかよおい。

朝からめんどくさいな。

ぶりっこ「ちょっとぉ、黙ってないで手を差し出すとかしなさいよぉ！」

あー。はいはい。可愛い可愛い(適当)

とはいいつつ、私は優しいから一応手を出した。

この手を掴むか掴まないかは君次第だ！

ぶりっこ「ありがとぉ！...あなたの手ぇ、汚なそうだから触りたくなぁい。」

お前よりは綺麗だわ。

だってさっき転んだとき、手で虫潰してたよ？

知ってた？

『わたしもぉ、あなたの手ぇ、触りたくなぁい♡』

ぶりっこを取り残したまま先を急いだ。

悪く思うなよ。

私の手を取らなかった君が悪いのだよ！