- ニコ生 - ページ24
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4「 じゃあ俺。」
手を挙げて立ち上がったのはタクヤ。
『 はいじゃあ次は、たくちゃんね!
はい、お願いしまーす!』
2「 皆大注目ですね〜〜コメントが、
大荒れしてます。( 笑 ) 」
ちらっと画面を見てみると、
" タクヤの告白気になる!"
" 強引にぐいっといきそう "
" 楽しみ♪ "
などタクヤ推しの8号車さんが
ワクワクしているのが画面越しでも、
私に伝わる。()
4「 あーじゃあなんか、俺と(名前)は
幼なじみってことで教室で。」
『 お〜〜王道ですねえ、』
たくちゃんにしては、こう ...
意外だな。
.
4「 なあ。(名前) 」
『 ?何タクヤ 』
呼ばれた方へ振り向くと
真面目そうな顔のタクヤ。
4「 俺 ... ちっせえ時からずっと、... 」
少しずつ近寄ってきて、
ぴたりと私の眼の前で止まった。
あれ、たくちゃんってこんなに
背高かったっけ。
だめだ、無駄に緊張してきた。
4「 お前のこと好きなんだけど。」
ちらっと顔を見ると、いつになく
真剣そうな顔で。
演技なのに。
なんでぐるぐる考えていると、
彼の両手で頰が包まれた。
4「 おーい、聞いてんのか?
俺、一応告白してんですけど。笑 」
ぶはっと吹き出して笑ったタクヤの顔が、
あんまりにも可愛くて。
演技だっていうことも、一瞬忘れた。
『 え?あ、私も好き。... です。』
4「 まじ?やった!」
ぎゅーっと勢い良く抱き締められて
気付けばタクヤの背に手を回してた。
2「 はい!しゅうりょー!」
カイの声がしーんとした空間に響いて、
はっと我に返った。
上を向くとタクヤの顔。
4「 俺は、本気だから。」
よく分からない言葉を残して。
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作者名:ぺ ち : ) | 作成日時:2018年8月25日 22時