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みんなは吹き飛ばされて追い出される。

Aは急いでドアを閉めると鍵をかけた。

A「もおおおおおおおおお!!!」
Aは枕に顔をうずめると叫んだ。

A「はあ・・、寝よ。」
いろいろと心労がたまったのでとりあえず寝ようと思って目を閉じるが、やはり寝れない。

あれから数時間、寝る体勢を変えてみたり心を無にして羊を数えてみたりしたがはやり寝れない。

外は静かでみんな寝たようだった。

A「だめだ、まったく寝れない・・・。」
なにか飲もうと部屋を出る。

ガチャ

物音を立てないようにそーっと扉を開ける。

部屋を出ると広間のほうからほんのりと光が見えた。

A「(まだ誰か起きてるのかな。)」
光につられるように広間へ向かうと読書中のジェイド。

ジェ「おや、やっと出てきましたか。」

A「ジェイド先輩、まだ起きてたんですか?」
まるでAが起きてくるのがわかっていたかのように、本からAに視線をうつす。

ジェ「あなたのことだから寝付けないのではと思いまして・・なにか暖かい飲み物でも?」

A「なんでもお見通しなの怖いですよ・・・。お願いしてもいいですか。」

ジェ「かしこまりました。お持ちしますので部屋でお待ちください。」
本を閉じるとキッチンへ向かった。

Aも言われた通りに部屋に戻る。

ガチャ

少しするとジェイドが部屋に来た。

ジェ「お待たせ致しました。」

カップに注がれる紅茶。

A「(いい匂い、落ち着くなあ〜。)ありがとうございます、いただきます。」

一口紅茶をすするとカップを置く。

A「はあ、おいしいです。」

ジェ「それはよかった。」

ジェイドも椅子に座ると紅茶をすする。

A「ジェイド先輩も寝れなかったんですか?」

ジェ「いえ、あなたを待っていたんですよ。お話したいと思いまして。」

A「わざわざ待ってなくても、明日でもよかったのでは・・。」

ジェ「2人でゆっくりお話ししたかったのですよ、明日になればまた賑やかになるでしょうしね。」

A「そうですか。」
また一口紅茶をすする。

ジェ「以外と冷静なんですね、先ほどまでゆでだこみたいになっていたのに。」

A「ゲホッゲホ!ちょっとやめてくださいよ!」
さきほどのことを思い出してむせる。

ジェ「おや、申し訳ありません。」
悪気のある笑顔。

A「もう、いじめないでくださいよ。」

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ウーチ(プロフ) - ゆいさん» ゆい様コメントありがとうございます!リクエストなどありましたら是非お願いします(≧∇≦)! (2021年1月5日 10時) (レス) id: 6f4dbe5d05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 番外編作って欲しいです! (2021年1月4日 19時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うーさー | 作成日時:2020年11月14日 9時

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