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VIPルームへ向かっている途中、一番会いたくない人が視界に入ってきた。
ジェ「おや、珍しい組み合わせですね。」
ア「ジェイド、そろそろモストロ・ラウンジの開店時間です。遅れないでくださいよ。」
ジェ「かしこまりました。それで、Aさんを少しお借りしたいのですが？」
ア「ああ、別にかまいませんが。」
Aに視線をうつす。
A「よくないです。行きましょう、『アズール先輩』！」
アズールの腕を引っ張って歩き出す。
ア「わかりましたから引っ張らないでください・・・それと、これからも名前で呼んで頂いて結構ですよ？」
美の極み！と叫びたいほどの笑顔にやられるA。
A「はい！アズール先輩♪」
仲良く歩いていく２人。
ジェ「おやおや・・・。」
笑っているが笑っていないジェイド。
VIPルームにつくと。
ア「紅茶をお持ちいたしますので、かけてお待ちください。」
Aを部屋に通すと一旦扉を閉める。
A「ここ本当に学校だよね・・・。」
辺りを見渡すと難しそうな本や、大きな金庫。
しばらく周りの観察をしていると、
ガチャ
ア「お待たせ致しました。」
テーブルに紅茶のカップを置くとソファに座るアズール。
A「ありがとうございます。」
置かれた紅茶を一口すする。
ア「それでご相談とは？」
A「はい、この飴をあの２人に食べさせてほしいんです。」
ポッケから袋に入った２本の棒付きキャンディーを取り出してアズールに渡す。
ア「これは？」
袋に入った飴をまじまじと眺めるアズール。
A「私のユニーク魔法で作った飴です。」
ア「効果を聞いても？」
A「・・・。それを食べた人は私のことが見えなくなるんです、そして頭から私が消えるんです。消えるといっても記憶がなくなるわけじゃなくて、思い出せなくなるんです。」
ア「・・・そんなものを食べさせてもいいんですか？」
A「いいんです。あの２人はセットなのでくれぐれも２人に食べさせてください。」
ア「あの２人とは仲良しだと思っていたのですがね。」
A「表面だけですよ。では、私はこれで失礼します。」
ア「送りますよ。」
立ち上がるとモストロ・ラウンジの出口まで送ってくれた。
A「ありがとうございました。」
一礼する。
ア「ええ、またなにかありましたらいつでも声かけていただいて結構ですので。」
モストロ・ラウンジを後にすると後ろから声をかけられる。
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ウーチ(プロフ) - ゆいさん» ゆい様コメントありがとうございます！リクエストなどありましたら是非お願いします(≧∇≦)！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: 6f4dbe5d05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 番外編作って欲しいです！ (2021年1月4日 19時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うーさー | 作成日時：2020年11月14日 9時
