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すっかり授業が始まってる時間。
ジェ「わかりました。ではまた・・・。」
ジェイドは立ち上がり保健室を後にした。
―
ジェイドside
Aさんを呼んだ張本人が食堂に現れたことを不審に思い席を立った。
行先はさっき聞いていたから知っている、校舎裏の物置。
目的地に着くとなにやら中がとても騒がしかった・・・。
しばらくして、静かになったので扉を開けようとしたらAさんの声が聞こえた。
これはまた良いものが撮れそうだと思ってスマホで音声だけ録音した。
声も聞こえなくなったので扉を開けたら、そこにいたのAさんのはずの女性。
いつもきれいにまとめられているポニーテールはなく、ボサボサなエメラルド。
こちらを見る目は背筋がゾクッとするような鋭い瞳。
僕だと気づいたその瞳はすぐに見えなくなってその場にうずくまる。
「・・・見えちゃいましたか？」
声はそのままなんだと思いながらAさんに近づくと、フロイド達が走ってきた。
上着を脱いでAさんに被せた。
２人だけの秘密がまたできましたね、なんて心で思いながら。
保健室で声をかければ今にも消えそうな声で話す。
人間じゃなく、僕と同じ鱗をもっている・・・。
綺麗ですよと声をかければ僕の首に伸びてきたAさんの腕。
その瞳で見つめられてゾクゾクしました。
首の痛みなんて感じないほどに・・・。
おかしな人ですね、なんて笑う顔はいつもの愛想笑いではなく女の子を感じさせるかわいく無邪気な笑顔。
不意に僕の血を舐めるもんだからすこし驚きました。
そんな瞳で僕を見ながら僕の血を舐めるなんて・・・。
無意識って恐ろしい。
保健室を出て教室へ向かう。
Aさんに付けられた傷を指で触りながら、思わず笑みがこぼれる。
僕はあなたに堕ちたかもしれない。
―
夢主side ちょっと過去含
まためんどくさい人に秘密がばれた。
なんでこうタイミングよく現れるんですかね。
私の姿を見れば気持ち悪がって離れていくって思ってた。
昔からそう、もともと祝福される出産でもなかった・・・
―
人魚から陸に上がった母と愛人だった妖精族との間にできてしまった私。
望まれない妊娠、でも母は生んでくれた。
生まれた直後の私の姿はとても醜かったという、人間の体の所々に魚の鱗がついており、ドラゴンのような瞳と、とがった耳。
物心ついたときには人間の姿になってたけど、魔法を使いすぎると姿が変わってしまう。
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ウーチ(プロフ) - ゆいさん» ゆい様コメントありがとうございます！リクエストなどありましたら是非お願いします(≧∇≦)！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: 6f4dbe5d05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 番外編作って欲しいです！ (2021年1月4日 19時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うーさー | 作成日時：2020年11月14日 9時
