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Aの言葉を無視し、しゃがんで言葉をかける。

A「魔法使いすぎるとこうなっちゃうんです。お見苦しい姿見せてすいません。気持ち悪いですよね・・・。」
いつもより弱々しいAの声は今にも消えちゃいそうで。

ジェ「そんなことないですよ、お綺麗です。」

A「嘘はよくないですよ。」

ジェ「おや、僕は本心で言っているのですが・・・。Aさんはとても・・・」

ガッ

ジェイドの言葉を遮るようにAがバッと顔をあげてジェイドの首を片手でつかむ。
鋭い爪がジェイドの首に食い込んで血が滲む。

ジェイドは一瞬驚いた顔をするもいつもの顔に戻りAと視線を絡ませる。

A「いらないんですそんな慰め。思ってないことをベラベラと、反吐がでる。私は人間じゃないし醜い生き物ってことも自分が一番わかってる。今だってその気になればお前なんて殺せる。」

ジェ「ええ、あなた醜い。とても・・。ですが、あなたは僕と同じ綺麗な鱗をお持ちだ。」
ジェイドはAに顔に浮き出ている鱗を親指でなでる。

ジェ「ただの人間には持ってないものをもっている・・・とても魅力的じゃないですか。それに、あなたの手に掛かって一生を終えるならそれも悪くないかもしれませんね?」
そういうといつもの企んだような笑顔じゃなく、優しい笑顔をAに向けた。

A「ぷっ、あはははは!」
ジェイドから発せられたジェイドの言葉に思わず笑ってしまうA。
掴んでいたジェイドの首から手を離し、笑いすぎて出てきた自分の涙をぬぐう。

A「おかしな人ですねほんと。それにあなたは人間、鱗なんてないじゃないですか。」

ジェ「ふふ、そうですね。初めてAさんの笑顔見た気がします。」
自分が人魚だということを明かさなかったジェイド。

A「そ、そうですか?結構笑ってると思うんですけど・・・。」

ジェ「あんな愛想笑い通用しませんよ。」

A「その言葉そっくりそのまま返しますよ。」
黒い笑顔で笑いあう。

A「首ごめんなさい、血出ちゃってますね。」
ジェイドの首の傷から垂れる血を親指で拭い、その指を口でくわえた。

ジェ「!!いいんですよ、Aさんからの印大事にしますね♪」
Aの行動に機嫌がよくなるジェイド。

A「し、しるしって・・・。そろそろ行ってください、少し寝れば元通りになるので。」

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ウーチ(プロフ) - ゆいさん» ゆい様コメントありがとうございます!リクエストなどありましたら是非お願いします(≧∇≦)! (2021年1月5日 10時) (レス) id: 6f4dbe5d05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 番外編作って欲しいです! (2021年1月4日 19時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うーさー | 作成日時:2020年11月14日 9時

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