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沖田がバズーカを打とうとするのを必死に止める近藤

土方は神楽とそよ姫がいる方を見つめ

土「出てこい!チャイナ娘!そのお方はこの国の大切な人だ!これ以上俺達の邪魔をするならお前もしょっぴくぞ!聞いてんのか!」

すると、暑いのに耐えられなかったのか上着を脱いでベストになった茜が土方の肩をぽんと叩き

茜「出てこいと言われて、出てくる奴がいるわけないだろう。ここは任せろ。」

茜は屋根に飛び乗り、二人がいる所に向かった。

茜「神楽ちゃん、そよ姫様…。」

急に目の前に現れた茜に驚いたのか目を見開く二人

神「茜!見逃してヨ!私、もっとそよちゃんに楽しい事一杯教えてあげたいアル!」

神楽の言葉に嬉しそうにでも少し悲しそうに微笑むそよ姫

そ「…そう、私達友達です。でもだからこそ迷惑かけたくないんです。ホントにありがとうございます。女王サン…たった半日だったけれど普通の女の子になれたみたいでとても楽しかった。…行きましょう茜さん。」

神楽にぺこりと頭を下げ、去っていこうとするそよ姫

神「待つネ!ずるいヨ!自分から約束しといて勝手に破るアルか!私もっとそよちゃんと遊びたいヨ!」

そ「そーです。私ズルいんです。だから最後にもういっこズルさせてください。」

そよ姫が神楽の方を振り返る

そ「一日なんて言ったけど、ずっと友達でいてね」

二人の姿を交互に見ながら茜は口を開く

茜「友達ができて良かったですね。しかし、そよ姫様友達と遊んだ後はさよならを言うだけではダメです。

_______次も遊ぶ約束をしないと」

そう言い、にこりと微笑む茜
2人は不思議そうな目でこちらを見てくる

茜「次からお二人で遊ぶ時は私に言ってください。そよ姫様が神楽ちゃんと遊んでいる間、私がそよ姫様に変装しておきます。だから…普通の女の子として走り回るなり、遊び回るなり、自由にしてください。」

神・そ「茜(さん)…。」

そよ姫と神楽は顔を見合わせ嬉しそうに笑う

神「そよちゃん…また遊ぼうネ!」

そ「うん…!約束!」

2人はそう言い指切りを交わした。
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そよ姫を城に送り届けた後、土方に引き止められた。

土「テメー、何を吹き込んだんだ。」


茜「…何の話だ?」
茜はさらりとこたえる

土「あのチャイナ娘が大人しく帰って行くなんざ信じられねーからな。」

茜「…私は知らないな。でも、"友達同士"の約束に大人が首を突っ込むものではないぞ。」

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作者名:あかお | 作成日時:2020年5月16日 1時

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