私的理論34 ページ34
蛇「ま、まさか忘れてしまうだなんて・・・、どうしましょう、闇さま」
A「は?や、闇さまってだれよ?」
蛇に問いかけているとカラスがいきなり飛んでくる
周りにいた蛇たちがどき、私の前にカラスが止まったかと思うと
黒い羽根があたりに広がる
そこに見えたのはいつかの金髪の男
闇「お久しぶりでございます、お嬢様、俺は闇と申します、以後お見知りおきを」
私に向かって執事のようにお辞儀をする
こいつ闇って名前だったの!?
闇が長い前髪を耳にかける
そこから見えた顔は結構なイケメン
闇「どうかいたしましたか?」
A「べ、別に、って私を今すぐここから出しなさいよ!」
闇「それはむりですよ、お嬢様は主の婚約者になるのですから」
A「こ、婚約者!?ちょ、ど、どういうことなの蛇」
蛇「だからお嬢様は私達の主と婚約なさるのです」
思いがけない言葉に腰が抜けてしまう
A「そ、そんな、あ、あったこともない人と婚約だなんて・・・・」
闇「お会いしたことはありますよ?ねぇ、蛇」
蛇「はい、ありますね」
A「え、記憶にないわよ」
蛇と闇は目をまん丸にして驚く
え、そんなに驚くこと・・・?
っていうか、婚約って・・・・・・・
おでこに手を当ててため息をつく
もっと男を弄ぶはずだったのに・・・←
A「もう、なんなのよ・・・・」
クロハ「やっと、会えた」
その時だった、声がしたのだ
たくさんの黒い蛇に包み込まれたものが地面から湧き出てくる
黒い蛇がとかれながら私の方へと歩いてきたそいつは、
私の大嫌いでもっとも忘れたい奴だった
A「ど、して・・・」
闇と蛇がぺこりとお辞儀をする
闇+蛇「主様・・・」
クロハ「久しぶりだなA、またあの楽しい日々に戻ろうぜ?」
A「う、そ、うそ、うそ・・・」
私ににやりと笑いかけてくるそいつの名は
・・・・・クロハ・・・・・
私は3年前のことを思い出した
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作者名:にひりんこ | 作成日時:2015年4月26日 21時