私的理論15 ページ15
結局、キドには耳にリボンをつけたクマのストラップを、マリーとモモにはその色違いを買った
あ、えと、お揃いにしようと思って私の分も……
ってああもう!さっさとカノのとこに行くわよ! ///
待ち合わせに決めていた集合場所の休憩所のベンチに座る
カノの姿は見えない
A「あいつ、遅いわね…」
足を組みながら待っていると声をかけられる
シンタロー「お前、ここで何してんの?」
話しかけてきたのは同じクラスの如月シンタローだった
そういえばこいつとはあまり話したことがなかった
A「見ればわかるでしょ、買い物よ、か・い・も・の」
シンタロー「お前本当に学校と態度が違うんだな」
A「うるさいわね、黙ってなさいよ、で、あんたは何しに来たの?」
シンタロー「……………黙れって言った」
A「うわウッザ」
ほおをぽりぽりとかきながら私の横に座る
シンタロー「俺はまあ、ゲームでもしようかなって思って」
A「フハッ、子供ね笑」
シンタロー「うるせえよ笑」
頭をクシャッと手がのせられる
しかし私はそれをすぐさま掴み腕を締めた
シンタロー「ちょ、ギブギブギブギブ!」
A「気安く触らないでよね、このクソが」
笑った顔がとても素敵だと思ったのに…
残念なやつねこいつ、と腕を締めながら考えていた
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作者名:にひりんこ | 作成日時:2015年4月26日 21時