シンオウ地方の旅路 part2 (ページ21)

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潜入開始ページ21

｢あの倉庫はどうだ?｣
｢倉庫………そこからなら、ビルに繋がってるのはあるかも。
倉庫とビルは物を運ぶにも移動しやすいしね。｣

倉庫の前に降り立つ。
するとこちらに気が付いた様子の下っ端が話しかけてきた。

｢おいお前、ここはお前らの来ていいとこじゃないぞ…っていうかカギが無いと入れないしな!｣
｢ビルの前を見張ってる奴が持ってるから安心だぜ!｣

｢…こいつら馬鹿か?｣
｢だね、見張りを倒す前にこの下っ端も倒しとく。｣
｢…目立つぞ?｣
｢それは、大丈夫。
眠らせるだけだしね、ムウマージ。｣

“催眠術”を掛けて眠らせる。

｢…成程…手持ちが多彩なのは良いな…｣
｢見張りも、眠らせる？｣
｢だな｣

｢ん?なんだお前ら…グゥ…｣
｢お、鍵見っけ｣
｢さて、鍵を見つけたし。このビルに入って調べようか。｣

倉庫の中にある扉を開け、中へ侵入する。

｢下っ端らは眠らしといてくれ｣
｢下っ端は、大人数だし。入り口確保は、こっちでしとくよ。
タクトは、攻めたいんでしょ。｣
｢いや、いい。見る限り結構な数のポケモンがいるっぽいしな…なるべく刺激したくない｣
｢それなら、陽動で動く？
騒ぎがおきれば人か動くし。そこに集まってきた下っ端とかも確保出来る事だし。｣
｢だから騒ぎ起こして不安にさせたくねーんだよ…｣
｢騒ぎってより、ビル内で煙が充満させたり、後は、最上階からの水攻めか、幽霊騒ぎとかさ。｣
｢もっと危ないだろうがいい加減にしろ｣
｢危ないかな？？カントーやジョウトではリーグチャンピオンが悪者の基地の潜入にポケモン達で、やったといってたよ。
このギンカ団の下っ端や幹部を捕まえるにも……逃げれないようには、眠らすか痺れて動けなくするかな。それか、エスパータイプの子達の念力とかで捕まえていくとか。｣
｢暴れさせたくないから眠らせてくれ。
あとあんな生身の人間に対して破壊光線撃つようなチャンプと一緒にすんな｣
｢あれは、自分も後から聞いた話だけどね。眠らせるなら、ムウマージかな。｣

ようやくとても敵地で行うものではない話を終え、次々下っ端を眠らせていく。

｢やっぱり、ムウマージは眠らすのは一番！！！
ゲンガーやパラセクトも使うけど、ゴーストタイプの子は、状態異常使えるから好きだよ～～｣
｢ん～…僕はそういうの苦手だからな…結局ごり押しちまう｣
｢タクトはそうだよね。
さて、ビル内はどうなってるのかな？？｣

中を見れば、いくつもの檻に閉じ込められて怯えるポケモン達がいる。
無理矢理連れて来られたのだろうということが嫌でも想像できてしまった。