影を照らすは雷鳴。 ページ12
｢もうラストデス?マズイデスネ!ユキメノコ!｣
最後のポケモンは氷複合のユキメノコ。
かなりの高機動から放たれる一致吹雪が脅威である。
｢“霰”デス!｣
｢させるか。シャドボだ｣
天候を書き換えようとするユキメノコに、闇のエネルギーが直撃する。
しかし、ユキメノコは倒れない。
｢“吹雪”デース!｣
霰により効果範囲が非常に広くなった吹雪がロージルを凍てつかせ、戦闘不能にした。
｢…やっぱりこいつらだけじゃまだ無理か。もっと鍛え直さなきゃ…
…さて、ラスト、気合い入れるぞ、エレク!｣
久々の出番に張り切るエレク。
しかし無慈悲にも猛吹雪がエレクを襲う。
｢“光の壁”｣
壁がかなり吹雪を軽減し、その隙にエレクはユキメノコの元へ迫る。
｢“シャドーボール”デス!｣
｢突っ切れ。“ばちばちアクセル”｣
闇も、影も、雷光が貫き、敵をその目に見据えてひた走る。
｢終わりだ｣
刹那、稲妻がユキメノコを貫き、その体を地に叩き付けた。
｢…サスガデスネ!聞いてたとーりデス!
どうぞ、ジムバッジデース!｣
｢ありがとうございます｣
さっさとステージを降り、シュナの元へ向かう。
｢エレクの“ばちばちアクセル”はえぐい。ユキメノコの弱点ついてるよ。｣
｢お前ホントそういうとこあるよな…ユキメノコはゴースト・氷だっての｣
タイプ相性がややあやふやなシュナに呆れつつ、次の予定を話し合う。
｢氷なんて、炎で一撃だよ。でヨズカもクリアしたし。どうする？｣
｢いやだから…はぁ…あ、そろそろミオシティに向かうか?｣
“ばちばちアクセル”は電気技である()
｢うーん、ミオシティに行く前にさヨズカの奥の公園に行かない？？｣
｢あー、せやな。ふれあい公園だっけか。シュナは行ってないんだっけ?｣
｢数日前に、コンテスト後にシロナさんやミクリさんがそのふれあい公園でギンカ団のしたっぱを倒した時は行ったけどね。
まぁ、夜だったし、昼間のふれあい公園は久々だよ。｣
｢シロナさんのやつか…うん、行くか｣
｢お〜〜！あ、ふれあい公園に行く前に手持ちかえてくる。公園好きの子達を連れててやらないと、拗ねるし。｣
｢おう…｣
自由なシュナに疲労しつつも癒される為に向かうタクト。
暫くしてシュナも追い付き、公園に入った。
｢みんな、久々の公園だよ〜〜｣
ボールがら登場したのは、カントーのカメックスに、フシギバナ、リザードン。
ホウエン地方のラグラージ、ジュカイン、バシャーモだった。
｢わお、カントーとホウエン勢揃い｣
そう呟いたタクトの顔はどこか諦めたようだった。
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作者名：シオン&クロロフィル x他3人 | 作者ホームページ：http
作成日時：2022年8月6日 18時
