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喧嘩勃発 7 ページ43

久々に彼女に触れられた嬉しさから
つい、力加減を過ってしまう
軽く首を噛んでいたつもりが
ガブ、と強く歯を立てすぎて
彼女の首から少量の血が出てしまった



「っい、いたい・・・!」



悪い、と謝って
自分が噛んだ歯形から出た血を
ちゅ、と吸う



「ん・・・っマルコさん・・・」



呼ばれたので、彼女の方を向くと
物欲しそうな瞳で見つめるから
我慢が出来なくなって
彼女の肩に手を回して
ぐいっと寄せて唇を重ねる

自然と互いの舌が絡まり
彼女の舌と唇が柔らかくて
自分の熱が徐々に上がっていく

すす、と彼女の服の中に手を伸ばすと
Aは慌てて唇を離した



「っちょ、ちょっと!」


「なんだよぃ」


「誰か来たらどうするんですかっ」


「大丈夫だ、誰も来ない」



彼女の太ももに手を伸ばして
持ち上げて、小脇に抱える
驚いてバランスを崩した彼女は
俺にしがみつく



「最高の態勢だな」



彼女の背中に手を回して
倒れないように支えながら
ゆっくりと壁にもたれかからせた



「わ、わ、私・・・!
ナース長さんに頼まれてたものが・・」


「・・・・そういえば・・
俺もアイツから・・・」



二人で顔を見合わせて
あ、と察した
なるほど、仲直りの場を
ナース長・・・いやたぶん
親父に場を設けられたのか



「なるほどな・・・
じゃあ長居しても大丈夫だ」


「わーっ!駄目ですって、ん」



ちゅ、と唇を重ねて
彼女の口を塞ぐ
すぐに唇を離して
ぎゅう、とAを抱きしめた



「・・・煙草の匂いが・・」


「吸いまくってたからよぃ」


「そんなにだったんですか・・?」


「あぁ、狂っちまいそうだった」



半分冗談で、半分本気だ
ふっと笑い飛ばしながら
俺はAの胸元に優しくキスをした



「・・・いいかよぃ」



強請るような目つきで
Aを見つめると
彼女は小さい声で



「ちょっと、だけ、なら・・・」



と、恥ずかしそうに
顔を赤らめながら
俺の背中に手を回してくれた

瞬間、自分の中の何かが切れて
Aの服を上にバッとあげて
胸元を露出させた



「っ・・・・!」



ちゅ、ちゅ、と
俺の跡が消えていた白い柔肌に
また、赤い跡をつけていく



「あったけぇなぁ、A」


「ンッ・・・!
するなら、は、はやく・・っ・・」


「久々だからよぃ・・
ちゃんと慣らせねぇと痛いぞ」


「いい、いいからっ・・・」



すり、とAは体を寄せて
一思いに、と呟く
そんなことはしない、と宥めて
彼女の服を脱がし始めた

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ロモォコ - まなかさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです〜!!これからもよろしくお願い致します!! (2021年11月10日 14時) (レス) @page42 id: f9fe79d7b3 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - めちゃくちゃ文字打ったら短い文章にしろと言われ、、泣 最初から読みました!大好きです!!更新楽しみにしてます!!(こんなんじゃ言いたい事足りない泣) (2021年11月9日 19時) (レス) @page42 id: 3d8bc76236 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2021年9月26日 2時

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