第136話 ページ43
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ウインクをぶちかましてくるチーノに冷たい目を向けながらここからどうやって離れようか真剣に考える。
どうして俺の周りにはこんな変人しかいないのだろうか。類は友を呼ぶってか、おぉん？
「見た感じ、全員が本気らしいのでこれからは僕もアピールしていこうと思ってるんです」
なので、とチーノが俺を引き寄せて耳元で囁く。
「よろしくな、A」
『ッ、ぁ』
耳はだめだろ、耳は。
もしかして耳弱いの知っててやってる？
囁かれた方の耳を手で押さえながらチーノを睨む。
するとチーノは心底楽しそうな笑顔で「かわええよ」と言ってきやがった。
その笑顔が、一瞬だけ
思わず顔を顰めそうになった時、タイミングよくこーすけが両手に飲み物を持って俺たちの間に割り込んでくる。
「ほい、お茶。これ飲んで少し休んでな？」
『ありがとう』
こーすけから受け取ったお茶を口に含んで、さっき広がった苦いものを無理矢理喉に流し込む。
ふぅ、だいぶ良くなった。
「こーすけさん、俺にはないんすか」
「自分で持ってこいよ」
俺のすぐ横で火花が飛んでいたのを、俺は知らない。
それから体調が良くなった俺はチーノとこーすけに半ば引き摺られながら皆とビーチバレーをした。人数が多かったので4回くらいに分けてゲームをしたのだが、神の悪戯なのか運命なのか、俺の対戦相手はグルッペン率いる最強最悪の世にも恐ろしいチームだった。
まぁ、何が恐ろしいかというと、くじで決めたはずなのに明らかにバランスがおかしいのだ。
おなじみグルッペンはそこにいるだけで圧を感じるし、隣にいるトントンとゾムがすごくいい感じに俺を殺しに来ている。さらには大先生とキヨと来た。この2人は予想しにくいボールの投げ方をしてくるのでマジで死にそう。
そしてそのメンバーの時々あるミスをさりげなくカバーしているのがエミ先生とおついち先生。
何このメンツ。何この圧倒的敗北感。もう勝てないよ。勝とうとも思わないよ。
あ、ちなみに僕のチームにはヒラ、ガッチさん、兄者、メロさん、ぺーさん、ショッピ君がいますね、はい。
決して皆弱いわけではない。寧ろバランスは良いと言える。しかし、相手のチームを見てしまうと…ねぇ？
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名月(プロフ) - 紫さん» ありがとうございます！心の励みになります！(登録しました。) (2020年4月3日 7時) (
レス) id: f9f0c292b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 名月さん» お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦)喧嘩が強い女子は好きよ、、、 (2020年3月31日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
名月 - らぁと。さん» あ、どうも！見に来てくれたんですね、嬉しいっス！！ (2020年3月3日 14時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
らぁと。(プロフ) - どもです見に来ました((((誰おま (2020年3月2日 13時) (レス) id: b5de02ae24 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - 黒猫さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月23日 22時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
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