常識を知らない女子高生は我々だとヒジキ組に狙われている【d!】 (ページ28)

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第27話ページ28

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後片付けが終わる頃にはキヨは食べ終わっており、風呂に入っていった。

それを見た俺はタオルを脱衣所に運び、2階へパジャマを探しに行く。

『…えっと…確かここに…あった』

使っていない(殆ど全部)部屋を漁ると結構出てきた。

サイズは…まぁ、大丈夫だろ。大人用だし。けどロボロとラーヒーには少し大きいか？…俺が使っていないやつあるからそれでいいな。

…あ、下着…。

あるかな…？親の部屋にあるかもしんない。

俺は重いパジャマを持って親の部屋に移動する。

『………あったな。流石。いや、逆に何であるんだよ…』

そう言いながら下着も持って自分の部屋にあまりのパジャマを取ってから脱衣所に向かった。

ちなみに使っていない新品の下着だ。

脱衣所を開けた瞬間目に入る肌色。

そう。彼らが裸でいたのだ。

下を隠していたからよかったが俺は無言でパジャマと下着を投げて扉を閉める。

「ちょっ、Aちゃん!？」

『うるさい大先生』

「ひどないっ!？」

「ハハッ、小さいやつヒラのやつじゃね？」

「もう1着あるでｗロボロが着れば丁度ええよｗｗ」

「うるさいキヨ!!」

「やかましいねん!!好きで身長低いんちゃうわ!!」

『早く着替えろ…!!』

その後、本当になんやかんやあって俺達は風呂に入ることができた。

「ふぅ…あの人数が入っても広そうだよな、風呂」

『それな。親は一体何人用の風呂を作らせたんだろ…』

そんな話をしながら風呂を上がった。

リビングに戻るとオスマンが俺の所に来た。

「部屋は俺と共同やろ？」

『…はい？』

我が耳を疑う。

俺は1人で寝るのだが。

アゲハは鍵付きの頑丈な部屋で寝る。

てか、部屋なら１つ２人ぐらいで足りるだろ。

『何で？』

「一緒に寝たいから」

横から弟者が言った。

「俺が一緒に寝る!」

「ここは俺やろ!」

「何言ってるん？家事を手伝った俺に決まってる」

「はぁ？童貞がAちゃんと寝るとかありえんわ～」

「勿論僕でしょ？」

「先生と一緒に寝ない？」

「保健体育、教えてあげるよ」

自由に話し出す彼ら。

…ん？この２つのグループって仲が悪くなかった？

いや、考えるだけ無駄だ。

また１つ、賢くなったよ!

『…俺は１人で寝るから』

アゲハを連れて部屋に向かおうとすると腕を掴まれた。

「逃がさないめう❤」

まだ寝れないな…。

『拒否権は？』

全員「無い」

『…じゃあ、くじで…』

俺はこいつらに何を言っても無駄だと思った。

また１つ、賢くなったよ!