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「もしもし？ごめん...ほんまに」
龍「大丈夫？しんどい？」
「ん...ちょっとしんどい」
龍「今日は休みなん？」
「ん、休み」
龍「とりあえずもう一回寝たがいいんちゃう？」
「ん...わかってるよ...」
龍「また夜に電話するな？」
「わかった」
龍「起きたら連絡入れといて？」
「ん、わかったから」
龍「じゃあお大事に」
「ん、ありがとう」
こうしてやっと電話を切った龍友。
龍「向こうで気になってたダンサーの人と飲みに行って寝てたんやって」
裕「ほんま人騒がせ」
龍「だって...心配やん」
裕「まだ3日やで？こんなんで後1ヶ月半どうするん」
龍「ん...それはそうやねんけど」
少し気まずそうな龍友をよそに、再び仕事が始まる。
こうして夜帰宅後に、予定通りAに電話する。
「もしもし」
龍「どう？具合」
「ん、ほぼ復活。少しクラクラするけど」
龍「明日はスケジュールどうなってるん」
「明日は朝から撮影行って、そのあと事務所で作業とかある」
龍「あんま遅くならへんの？」
「ん、多分。事務所の人たちとご飯行くと思う」
龍「そっか...まぁ良くなったならよかったな。なんか食べたん？」
「ん...日本から持ってきてたお茶漬け食べた」
龍「そっか。ならよかったわ」
「ごめんな？ずっと連絡してなかったから、心配してくれてたんやろ」
龍「そんなん当たり前やん」
「なぁ...」
龍「ん？」
「心配してくれるのは嬉しいけど、みんなに騒ぎ立てるのはやめてくれへん？」
龍「ごめん...」
「ゆうぴからお叱りのライン来てたわ」
龍「だってめっちゃ心配やってんもん」
「そうやろうけど、隼にも言われた。Aちゃんのことで騒ぎ出すと収まりつかないって。年下にそんなん言わせてどうするん？」
龍「ごめんなさい」
「さすがに24時間以内には返すから」
な？、と優しく諭すA。
しばらく話して、この日はお互い就寝した。
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「もっしもーし」
翌日の日付が変わる頃、Aからの電話に出ると、明らかにいつもと違う様子だった。
龍「酔ってるやろ」
「んー？」
龍「まだ外いるん？」
「もうおうちやーん」
龍「なぁ...ずっとその調子で飲んでたん？」
「ん？何？」
いつもと違う子供っぽい話し方に、龍友も戸惑いが隠せない。
龍「ずっとそのテンションで飲んでたの？って聞いてんの」
「んー、いつもと一緒やけどー」
龍「全然ちゃうから(笑)」
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年9月6日 20時
