__疑いの目__ ページ44
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龍「Aちゃん...」
「ん...」
龍「大丈夫？」
「大丈夫...」
そっと頭を撫でて、おでこにキスを落とす。
うつろな目で龍友を見つめながら、頬に手を添える。
龍「Aちゃん...許してくれる？」
「ん...何を？」
龍「最近ずっと嫉妬癖激しいから...」
「気にしてへんよ？けど...さすがに事務所の廊下はやめて...(笑)」
そう言って力なく笑う。
龍「ん...ごめん」
「龍友くん、まだイッてないやろ？...好きなだけしていいで？」
そう言ってまっすぐと龍友の目を見つめる。
龍「そんなこと言われたら止まらへんで？」
「ん...覚悟してる(笑)」
龍「愛してる...」
「ん...私も」
こうして甘い夜に何度も体を重ね、夜は明けていった。
___________________
「んー...」
龍「どうしたん？」
翌朝、Aは服選びに奮闘していた。
龍「可愛いやん、それ」
「あかん...やっぱ長袖かなぁ...」
龍「え、暑いやろ」
「だってこれ...」
そう言って、腕に付いた多数のキスマークを見せる。
龍「そんなん見せときゃええねん」
そのためなんやから、と悪びれていない龍友。
「恥ずかしいやん...」
そう言いながら、まだ服選びを続ける。
龍「ええやん」
後ろからAを抱きしめる。
龍「見せびらかしといて？」
そう言って更に首元にキスマークを付ける。
明かりの下で見ると、かなりの数のキスマークが付けられていることがわかる。
「もう...あかんって」
龍「Aちゃんだって付けてきたくせに」
結局、タンクトップの上からパーカーをフードまで深く羽織って、隠せる部分だけ隠すことにした。
隼「Aちゃん！」
スタジオに入ると、真っ先に隼が飛んできて廊下に連れ出される。
「隼、昨日は...」
そう言いかけた時に、被っていたフードを剥がされ、首元が露わになる。
隼「...」
無数のキスマークに、言葉を失ってしまった隼。
「隼、昨日はごめんね？あんなとこ見せちゃって...」
隼「大丈夫なん？」
「ん、平気やで？」
隼「でもそのキスマーク...」
「これで龍友くんが気が済むなら、それでいいの」
そう言ってスタジオに戻ろうとするが、隼は阻止する。
隼「Aちゃんがいいって言っても、俺はあかんと思う。龍友くんがAちゃんのこと大好きなのは知ってるけど、限度があるでしょ」
「ほんまに平気なんやって」
ここ数日勘が鋭い隼は、パーカーの袖を捲る。
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べてぃ。(プロフ) - あさのさん» コメントありがとうございます(^^)是非、書かせていただきます！しばらくお待ちください(^^) (2019年8月23日 8時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！裕太くんと仲良しすぎて龍友の独占欲が爆発しちゃうところがみたいです（＾ν＾） (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年8月8日 21時
