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翌朝、結局ほとんど寝ずに、アラームの音が鳴り響く。
Aも眠いながらにアラームの音が聞こえて、思わず枕に顔を埋める。
龍「寝てていいよ？」
龍友がすぐにベッドから出ると、Aは再び眠りについた様子。
しばらく経って、多分龍友が家を出る時間の直前に、Aは左手の指に何か冷たいものを嵌められた感覚がした。
龍「やっぱでかいかー」
龍友は何か言いながら、めげずに続けていると、最終的に左手の親指に何かを付けられたのがわかった。
「何してるん...」
目を開けようと顔を少し上げるが、眠くて開かない様子のAを微笑ましそうに見つめ、頭をそっと撫でた。
龍「起きたら見といて」
行ってきます、と優しく口付けて龍友は出て行った。
それから数時間後、Aが目を覚ます。
この日は休みで、さっきの出来事は忘れて、とりあえずベッドの中で携帯を触っていた。
「え、何これ」
しばらく経って、ふと左手の親指が視線に入った時に、いつもと違うものが付いていることに気がつく。
「これ龍友くんのやん」
よく見ると、龍友が以前よく付けていた指輪が、親指に嵌められていた。
「親指って...(笑)」
そう力なく笑ったが、その表情は幸せそうだった。
こうして1日ダラダラと過ごしたAの元に、19時ごろ龍友が帰ってきた。
龍「ただいまー」
「おかえり」
ちょうど夕食が出来上がって、ダイニングテーブルに並べていたところだった。
龍「お、ちょうどよく帰ってきたやん」
「よかったな(笑)ほら、手洗ってきて？」
龍「パンツの中も洗った方がいい？」
「アホちゃうん(笑)」
龍友は洗面所で手洗いを済ませ、早速食事をとるために席に座った。
「召し上がれ」
龍「いただきます！」
こうして2人は仲良く食事を始めた。
龍「あ、付けてくれてるやん」
Aの手を見て嬉しそうに料理を頬張る。
「自分が付けたんやん(笑)」
龍「だって僕のでーすって宣伝しなあかんやろ」
「何の宣伝やねん(笑)」
龍「その指輪結構してたしさ」
「ん、知ってる」
龍「あ、龍友からもらったんやーって、みんなわかるやろ」
「それがいつ役立つのか知らへんけどな？」
Aが苦笑いでそう言うと、確かに...、と龍友。
龍「でもいいの。Aちゃんにしててほしいねん」
「ん...わかった」
ありがとう、と笑顔を向けた。
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べてぃ。(プロフ) - あさのさん» いつもありがとうございます！伝えておきます！笑 (2019年11月22日 9時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - いつも楽しみにしてます！リクエストではないかも知れませんが、ヒロインちゃんの体調が戻らなくてずっと心配です(笑) (2019年11月20日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月23日 16時
