__泣きたい日__ ページ28
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翌日、事務所でリハーサルを行ってる最中に、Aは意を決してSNSを開いた。
たくさんのコメントが寄せられており、それに全て目を通す。
ほとんどのコメントが、励ますものやツアーの帯同で会えるのを楽しみにしているというものだったが、やっぱり中には心無いコメントもあった。
【レッスンできないのに、帯同はできるの？】
【龍友と裕太がいたら仕事できるんだ】
【本当は妊娠でもしたんじゃないの】
【何で龍友くんはこんな病んでる女と付き合うんだろう】
【結婚準備とか言わないですよね？嫌なんだけど】
心無いコメントを読めば、今にも涙が出そうだったが、みんながいるから、とぐっと堪える。
『Aさん大丈夫ですか？』
一緒に帯同するダンサーが、Aの顔色を見て心配している。
「ん、平気。何でもない」
そう言ってAは立ち上がり、リハーサルに打ち込んだ。
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隼「Aちゃーん」
「ん？」
隼「今日今からみんなで飯行くけど」
ダンサーも、と隼が誘ったが、あまり乗り気じゃない様子。
「私は帰ろうかな」
隼「えー、何でっすか？行こうよ」
「いや、でも、なんかあんまりテンション上がらへんし」
隼「だから行くんでしょ！」
Aちゃんは俺の隣ね、とAの荷物を勝手に持って、Aの手を取った。
「え、ちょっ...」
隼「ほら行こう？」
「あ、うん...」
結局隼に押されて、強制連行されることに。
珍しく龍友はAに寄り付かず、何やらずっと涼太と話していた。
玲「飲んでる？」
「飲んでるよ」
両隣を陣取った末っ子たちが、ひっきりなしに話しかけてくる。
「飲まんとやってられへんやろ」
そう吐き捨てた姿を見て、2人とも心配そうにしている。
隼「まぁまぁ、明日は早くないんだし飲もう」
そう言って瓶ビールを注ぐ。
「ありがと」
玲「酔ったら俺襲っちゃおうかなー(笑)」
「何言ってんの(笑)」
隼「あ、Aちゃんが笑ったー、可愛いー(笑)」
「何やのあんたたち(笑)」
1時間が経過してもなかなか気分が乗らなかったAの顔に、やっと笑顔が戻ったように見えた。
玲「そうやって可愛い顔してればいいんすよ、Aちゃんは！」
そう言ってAの頬を両手で潰す。
隼「その顔も可愛い(笑)」
絶対嘘やろ、と玲於の手を払いのければ、3人は笑い合う。
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べてぃ。(プロフ) - あさのさん» いつもありがとうございます！伝えておきます！笑 (2019年11月22日 9時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - いつも楽しみにしてます！リクエストではないかも知れませんが、ヒロインちゃんの体調が戻らなくてずっと心配です(笑) (2019年11月20日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月23日 16時
