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弟もいるので目立って特に外出はせずに、夕飯の時間までのんびりと家で過ごした。
「りっくーん、そろそろ行くけど」
『とのとわかも？』
「殿と若はお留守番」
『えー、いっしょじゃないん』
「ご飯屋さんには連れて行かれんと！さ、お外寒いから上着着てください」
『はーい』
渋々返事をした弟を見て、Aは成長を感じた。
「ありちゃんも行ける？」
あ「私はいつでも行けるでー」
「ほな行こう。もうタクシー下に来てるかも」
こうして3人はタクシーに乗り込み、予約した店へと向かった。
「りっくんこっちやでー」
『るーちゃんきとる？』
「どうかなー」
『ゆぴはー？』
「どうかなー。お仕事終わってたら来てるんちゃうかなー」
『なんでおしえてくれないの？』
ケチ、と弟に言われてAは落胆している。
あ「ねーちゃん、慣れたがいいで(笑)りっくん今マセてんねん」
「辛いねんけど(笑)」
そう言いながら、案内された個室のお座敷に入った。
ドアを開けると、すでに来ていた2人の姿が。
『るーちゃん！ゆうぴ！』
龍「りっくーん、待ってたで」
裕「久しぶりやなー」
迷わず龍友の隣に行って席を陣取る。
あ「お久しぶりです」
裕「わー、ありちゃんやー」
大人になってる、と裕太が笑う。
「何言ってんのあんた(笑)」
Aは弟の隣に、妹は裕太の隣に座った。
龍「とりあえず飲み物頼む？料理頼んでるんやろ？」
「コース料理にしたで。りっくんの分も」
裕「たまにはやるやん」
「どの口が言うてんねん」
裕「この口やけど？」
そう言って口を尖らせれば、Aは出しかけた拳をテーブルの下に仕舞う。
龍「りっくんの前で喧嘩せんでや(笑)」
なぁ？、と言えば、弟も真似をする。
あ「仲良すぎやろ(笑)」
「ほんまやわ(笑)」
こうして飲み物の注文を済ませ、コース料理がスタートした。
前菜を食べ終わった頃に、Aが口を開く。
「そうそう、ありちゃんからお話あんねん」
龍「どうしたん？」
裕「お、結婚でもするん」
笑いながら冗談で裕太がそう言うと、姉妹揃って図星顔になる。
龍「裕太くん、やらかしたっぽいで(笑)」
裕「え、うそやん」
あ「ほんまなんですけど...(笑)」
そう言って申し訳なさそうに、左手を見せた。
裕「え、ガチやん(笑)」
龍「驚くに驚けへんねんけど(笑)」
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べてぃ。(プロフ) - あさのさん» いつもありがとうございます！伝えておきます！笑 (2019年11月22日 9時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - いつも楽しみにしてます！リクエストではないかも知れませんが、ヒロインちゃんの体調が戻らなくてずっと心配です(笑) (2019年11月20日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月23日 16時
