__癒し__ ページ17
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とぼけたようにそう言うが、この男には通用しないらしい。
裕「ほんま何してんねん」
「ちゃうねん」
裕「何がちゃうねん」
「ちゃうねんって」
裕「ほんま龍友くんのせいでロケの開始遅れてんねんからな」
「ごめんってば」
何で謝るの私なん、と不服そう。
裕「まぁええねんけど」
「は！？」
あんたほんましばくで、と言えば電話の向こうで裕太が笑う。
裕「いや、今日りっくん来るんやろ？」
「うん、ありちゃんも」
裕「俺も会いに行こうかなーって」
「何やの、珍しい」
裕「あかんの」
「いいけど、夕飯外で食べるように予約してるで」
裕「1人増やしといてやー」
「もう、わかったから」
裕「あざーっす」
こうして急遽裕太も参加することになり、Aは電話を切ってすぐに、予約した店に連絡を入れた。
空港に到着するとすぐに、妹から電話が入った。
「もしもし？どこ？」
あ「後ろ向いて」
「え？」
そう言って振り返れば、遠目に妹と弟が見えた。
「ありちゃーん！りっくーん！」
『ねーちゃん！』
嬉しそうに駆け寄ってくる弟のために、両手を広げて腰を低くすれば、迷いなく飛び込んでくる。
「りっくーん、会いたかったー」
『ねー、るーちゃんは？』
あ「あはは(笑)」
「なぁ、ひどくない？(笑)」
『るーちゃんおらん？』
「りゅーちゃんはお仕事」
『そっかー...』
Aとの感動の再会はほんの数秒で、龍友がいないことに落胆する。
あ「飛行機でな、ずっとるーちゃんて言うから、仕事行ってると思うで？って言ったんやけど、ありちゃん知らんやろ！って怒られてん(笑)」
「そういうこと(笑)」
『るーちゃんすぐかえってくる？』
「りゅーちゃんは夜ご飯の時しか帰ってこんよ？」
『えー...』
絵に描いたように落胆する弟を見て、姉達は微笑ましそうにしている。
「あ、今日ゆうぴも来るって」
妹にそう言えば、ほんとに！？、と嬉しそうな弟。
「どんだけやねん(笑)」
あ「りっくん家でずーっとジェネのDVDとか見てるから、ただのファンになってんねん(笑)」
こうして3人は空港を後にした。
タクシーに乗り込み、龍友の家に向かう。
『これあげる』
タクシーの車内でそう言って渡してきたのは、弟が作ったであろうミサンガ風のイニシャルビーズ付のブレスレットだった。
「お、どうしたん？」
『ぼくがつくったんだよ？』
「すごいなー！って、え？何でRなん？」
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べてぃ。(プロフ) - あさのさん» いつもありがとうございます！伝えておきます！笑 (2019年11月22日 9時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - いつも楽しみにしてます！リクエストではないかも知れませんが、ヒロインちゃんの体調が戻らなくてずっと心配です(笑) (2019年11月20日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月23日 16時
