烏野高校バレー部の２年マネはおかん気質とウザさを兼ね備えたチートらしい。

プロローグ ページ1

ー３年前 中総体 女子の部 準決勝 南野ＶＳ千鳥山ー



？「叩け、美月！！」




バシッ！＿＿ピー！＿＿＿





アナ「全国中学総合体育大会 バレーボール 女子の部優勝＿＿千鳥山中学校」




　「はい！」




　閉会式の結果発表。俺＿西谷夕＿は幼馴染の赤星美月がキャプテンを務める女バレの決勝戦を 見ていた。俺らも粘ったんだけど、強豪の北川第一中学に敗れてしまった。オイカワさんとかい う奴のサーブがやばかったからな！





西「やっぱ美月はすげーな…。」




　

幼馴染の赤星美月。１４３ｃｍという誰よりも小さな体でミドルブロッカーだった。ブロッ
　ク、スパイク、レシーブ。






これらにおいて美月の横に並ぶものはいないくらいで。悔しいけ
　ど、俺よりもレシーブもフォローも上手い。




　さっきだって思わず「叩け」って叫んじまうぐらいきれいなスパイクだった。

　




アナ「今回のベストスパイカー賞、ベストブロッカー賞、は赤星美月さんです。」

　




会場全体からざわつきとブーイング、歓声が沸き起こる。





でも本人はうれしそうな表情でギャラリーにいる俺に２枚の表彰状と表彰盾を見せた。





「あのこと」を気にしてないことを知った俺はうれしくなって親指をグッと立てる。美月もそれ をやり返して列に戻っていった。





チームメイトからも祝福されていた。




　こんなすげーやつだから、当然俺の「千鳥山の守護神」みたいな異名もあった。それは




　 「千鳥山の小さな巨人」




　美月にぴったりだと思う。でかいやつらを翻弄するバネと、身体能力。そして必ず勝つという

　


　 殺気
　



　中学も卒業し、俺と美月は烏野高校に進学した。推薦も来てんだからもっと強豪に行けばいい のに。という俺に






『……勝ちが約束されてるようなチームなんてやだ！』


　


　と笑顔で言った。




西「！…そうだな！」




『期待してるよ！守護神！！』





西「おう！任せとけ！！！」





そして俺らは烏野高校に入学した＿＿＿＿＿。




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なんか、シリアスみたいになってますね…そんなことはないです！楽しく行きますよ！

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