警視庁は知っている

電話and作者から ページ47

小塚side

すぅっ、と息を吸いスピーカーにすると話を始める。

「短刀直入に聞くね。aの字と平仮名が書いてある紙が届かなかった？」

スマホの向こうで息を飲む音が聞こえた。

「それが、どうかしたの。」

と、質問を返してきた。

流石に説明する義務があるのか？

でも、その前に…、

「質問に答えて。持ってるの、持ってないの。それを聞かないと答えられない。」

と、再度僕は聞く。
相手は小さく息をつき、言った。

「届いてるよ。ただ、二枚じゃない。三枚だ。」

「はっ？」

僕を含め、kzメンバーが驚いて言った。

二枚じゃなくて、三枚……？

「詳しく聞かせて。」

僕は心を落ち着けようと冷静を装い、言った。
美門は不満そうな声で答える。

「1枚目は小塚の言った通り“a”。そして平仮名は“い”だ。」

それを聞いた若武が急いで文字を当てはめて読む。

「わ、た、し、の、い、え……。」

立花彩、私の家…

「三枚目は“来てください”。ねぇ、これどう言う事？」

美門にそう言われてその意味を考えつつ、手短に状況を説明した。

それを受けた美門は、

「アーヤが……？嘘だろ。」

と、言っていたが、僕はなんて答えたら良いのか分からず沈黙が流れた。

そして、突然言った。

「俺も、行かせてくれ。アーヤが俺に送ってきたのも意味があるんだろうし。」

そう言われて全員の意見を聞くため目線を向ける。

4人とも、目線で会話するとそれでいいと言うように頷いた。

それを受けとった僕も頷いて美門に伝えた。

「わかった。えっと……、」

いつ、決行？

口パクでそう聞くと若武が僕のスマホを取り上げて言った。

「明日、明日だ。明日、学校が終わり次第すぐにアーヤの家の前で待機。いいなっ！」

そう言って、美門の返事も聞かずにブツリと電話をきった。
そして、全員を見回して告げる。

「わかったな。では、解散っ！」



________

こんにちは、こんばんは。

作者のかい。と申します。

この度、本作品、警視庁は知っているの続編が決定しました。

今まで、この作品を見てくれて、ありがとう。

これからもよろしくね。

この小説の続きへ→←勝敗

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す