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羅生門に巻き付けられ浮いていたAは突然出てきた太宰さんの異能によって解かれ、ザッ、と華麗に地面に着地した
『太宰さん、最初から見ていたのでしたらもう少し早く来てくれても良かったのでは?』
彼女は太宰さんの方に振り返りそう云った
「おや?気配を消していたのだけどAちゃんは気付いていたのだね」
『気配察知は得意ですから』
「太宰さん……」
「やぁ、芥川君」
Aと話していた彼が此方に視線を向けた
あの頃の様な目付きで__
「ところで」
『どうかされましたか?』
「Aちゃんの芥川君と話す時の口調…なんか普段のと違くないかい?」
そう、なのか?(←ちょっと嬉しい)
『あぁ、其れは多分同い歳の男性のお友達って彼しか居ないからだと思います。其れで少し砕けたのかと』
や、僕しか居ない…だと!?(←先程よりも嬉しくなった)
「ふぅん…」
太宰さんがAに気づかれないように此方を睨んで来た
「マフィアなのに友達、ね」
『?確かに敵ですけど、優しいですよ?芥川君は』
な、何だと!?(←最早キャラ崩壊)
「君を組織に連れ去る為の優しさかも知れないのだよ?先刻も君、連れ去られそうだったじゃないか」
『まぁ、其の時は其の時で頑張って抜け出しますよ』
「君ねぇ……」
多分、太宰さんは僕が彼奴を連れ去るかどうかの話ではなく
Aが先刻、僕の事を"優しい"とか"同い歳の友達が彼しか居ない"と、云っていた事に対し、嫉妬したのだろう
……ふと思ったのだが、僕とAは何処か似ている様な気がした
先程の彼奴は__
『あ、そうだ芥川君』
「何だ?」
『私達って似た者同士だね!』
「…は?」
Aが此方に笑顔を向けて云った言葉に思わず変な声が出た
其れよりも、Aが僕と同じ事を考えていた事に少し……否、凄く嬉しかった……
『それじゃあ太宰さん、暗くなってきましたし、部屋まで送りますよ』
「うん、待って逆!逆だから!其れ私の台詞だよ!」
『……え?』
「え?じゃないから!後なんで地味にショック受けてるんだい!?」
『じゃあね!芥川君!』
「……ああ」
Aは「無視しないで呉れ給え!?」と少し不満そうな太宰さんと一緒に帰って行った
『認めて欲しい"師"を持つもの同士…か』
祝福する蒼空神【10,000hit&お気に入り登録者様100人突破】→←似ている彼奴
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あい(プロフ) - 続き待ってます!! (2022年7月27日 9時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 音緒さん» コメントありがとうございます!大好きだなんて…そう言って貰えてすごく嬉しいです!!はい!頑張ります!! (2019年2月6日 23時) (レス) id: 56c01019a4 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 美空さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年2月6日 23時) (レス) id: 56c01019a4 (このIDを非表示/違反報告)
音緒 - 卯月さんの小説、大好きです!これからも更新頑張って下さい! (2019年1月24日 15時) (レス) id: 487407bef1 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます! (2018年10月18日 21時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月 | 作成日時:2018年9月23日 21時