最強呪術師は東京皇国へ (ページ10)

今日:22 hit、昨日:119 hit、合計:2,502 hit

10話ページ10

皇王「申し訳ありません、先に説明をしていただくべきでしたね」

ほほう、話の分かるじいさんじゃないの

『あ、じゃあ第7の方は帰るなら、これ』

私はポケットから呪力を込めたお守りを渡す

狐の刺繍がしてある私オリジナルのお守り
それを渡すと眉間にシワを寄せ不満そうな顔をする

紅丸「……こんなもんいらn『これ持ってればおそらく数日は皆さんの言う不可解な死は起こらないですよ』」

焜炉「嬢ちゃん、それはどういうことだ？」

『まぁ……一言で言うと私が最強だからですかね』

ﾆﾔﾘと笑いながら私は言う

彼らは少し驚いた顔をした

紅丸「………」

焜炉「貰っておいて損はないんじゃねェか」

第7の大隊長は黙って受け取りその場を後にした

焜炉「嬢ちゃんありがとな」

『いえ』

無愛想すぎない！？あの大隊長！
いいけどさ！！

ﾊﾞﾀﾝ
第7の2人が出ていった

＿＿＿＿

私は前に行き各隊の大隊長を見回す

『え〜と、始めまして、呪術師の五月雨Aです』

ジョヴァンニ「呪術師……」

黒いトレンチコートに身を包みペストマスクで顔を隠している第3の大隊長が言う

『私がここに来た理由は、特殊消防隊の護衛です』

【護衛】という単語を聞くと少し場がざわめく

『まずは、最近起こっているらしい不可解な死について説明します―――――――』

呪い、呪霊、呪術師、呪力、術式などについて説明をする

所々で呪霊はどんな姿をしているのか？や術式とは具体的になんだ？と言った質問を受け付けながら進める

『―――とまぁ、こんな感じですね。他に聞きたいことありますか？』

グスタフ「私は信用できませんぞ！」

第2の大隊長、グスタフ本田が言う

信用できないのは無理もないか…実際、私を監視している人が裏にいるのは分かってるし

呪術師という存在はまだ信用できるほどの情報がないしね

だとしても、監視されているのは癪に障るよね……

『皇王さん、私のことを監視するのは構いませんが

もっとバレないようにしないと』

ﾊﾟﾁﾝ私は指を鳴らす
すると、私の後ろにおかっぱ姿の男たちが倒れ込む