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No Side
太宰治はAに仕掛けた盗聴器を使いヘッドホンで聞いていた…
その時昔のことを思い出した
まだ幼かった。すべてに絶望したような目で僕を見た
A「おはよう。体調はどう？」
そう云い先程まで読んでいたであろう本を閉じた
あのときからきっと好きだったんだと思う
今さらだけど自分の手元から居なくなった後後悔した…
久し振りに私に出会ったとき濁っていた琥珀色の瞳から輝きを取り戻したのか分かった
でも直ぐに消え失せた。乱歩さんもきっとAの事好きなんだろう…けど
太宰「乱歩さん。私には勝てませんよ。何せ相思相愛ですから」
乱歩「太宰…僕に勝つつもりなの？」
乱歩さんがそう云うのと同時にAが帰ってきた
A「只今戻りました〜」
Aはそう云い目が合うとニコッと笑った
太宰「Aちゃ〜ん心中しない？」
そう云うとビクッと肩を揺らした
A「い、良いですよ！(?)」
そう云うと全員が詰めよってきた…
続く
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作者名：匿名Sです。 | 作者ホームページ：太中は世界を救う崇めよ
作成日時：2024年3月24日 11時
