偏差値低めのJKに大正時代は無いって【鬼滅の刃】

第九話　「時間きっちり」 ページ9

鍛錬を始めてから10日が過ぎた。

徐々に回数が増えていってもう吐きそうだったが
これやったら痩せる、これやり抜いたら強くなれる。
と無いに等しいモチベを無理矢理上げてやり切った。


梅子「じゃあ、やってみな。」

「…あい。」


今は何しているかと言うと、着物の着付けだ。

梅子さんは基本の技術や鍛錬の他、礼儀作法や料理も教えてくれる。

鬼殺隊に入った後でも役に立つ時が来るからだそうだ。
ありがたい。


「あ、やべ」

梅子「はい。もう一度」

「もぉー！着物むずい！何これ複雑！！こんなん毎日やってる大正時代の方々凄すぎんか！」

私がいた現代の洋服はもの凄い楽だったんだと思い知る。

着物の着付けの他には、お辞儀の仕方、お茶の点て方や
敬語の使い方。この4つが日によってコロコロ代わる。
秘書検か何かですか？


そんな強くて厳しくて様々な知識を持ち合わせてる梅子さんはしっかり時間を守ってくれる。


4時に起床して鍛錬しても8時までには終わらすし
私がどんなにへばっても、8時に終わるようになってる。

そして終わった後は朝御飯の用意してくれて9時に食べるし
食べ終わってから12時までは鍛錬、13時からは昼御飯。

そこからはまた鍛練が続き、17時半から18時までの30分は
礼儀作法やらを教えてくれる。

全て終わって19時には晩御飯を食べ始めてから
お風呂などを済ませて必ず21時には寝る。


きっちりすぎて逆に怖い。
でもめちゃめちゃ厳しい分、時間に関しては残業無しのホワイト企業って感じだから正直ありがたい。

お陰で生活習慣バッチリ整ったから途中で眠気が襲う事もなく、朝起きるのが苦じゃなくなってきた。

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