偏差値低めのJKに大正時代は無いって【鬼滅の刃】

第八話　「思ってた以上に過酷｣ ページ8

「ふっ、腹筋50回！！！終わり、ましたぁ！！」

梅子「よし、じゃあ次は腕立て50、いってきな。」

「ひぃっ！！」


あの日から私は梅子さんに鍛え上げられていた。
しかも早朝に叩き起された。

基礎体力を鍛えることから始めてるけどしんどい。
これはまじでしんどい。

運動なんて体育くらいしかしてなかった人間が
次の日からいきなり激しすぎる運動ってハードすぎる。

もうヤケになってやってみるも普段の運動不足のせいか7回目辺りで腕が上がらない。ずっと曲がった状態のままだ。

ぬおおおっと踏ん張りやっとの思いで上がるが「姿勢が悪い！腰が下がりすぎてるよ！」とビシッと棒状の何かで腰を叩かれる。痛い。


腕を下げたら回数増やすと言われ、ぷるぷるしながら顔面気にせず死ぬ気でやり抜いた。

が、その次は外周だった。泣きそう。てか泣く。


梅子「嫌ならやめても良いんだよ？？こんな時代に衣食住無しで1人で生きてけるのかアタシは心配だけどねぇ？」

「うえぇぇえん！！意地悪〜！！！！」


意地悪ばあさんすぎんかこの人。
命を救ってくれた人とはとても思えないんだが。

でも不思議な事に、辞めたいという気持ちは無かった。

他人から怒られなれてない上に厳しい指導とか大嫌いな私はすぐメンブレするし、こういう頑張る！とか努力！とかの類には嫌気が差して仮病使って休みがちだったというのに。

何故か今はそんな気が起きない。

時代が違うとメンタルも違くなるのかな？


そんな思考はもう巡らないほどその日は走り続けた。

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