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第二十三話 「理解」 ページ23

獪岳「で。物音がして気になって様子を見に来たお前はいつまで梅子さんの修行放棄して此処に居続ける気だ?」

「放棄なんかしてないし!梅子さんが慈悟朗さんに
話があるってどっか行っちゃったから、一人で第二段階
やってたんだけど…な〜んか上手く出来なくてさぁ」

獪岳「あ?第二段階?」

「そうそう、こうやって構えて、腹式呼吸して…てやつ!」


私が第二段階の構えを再現すると、木の下に居た彼は
此方へ歩いて近付き、私の木刀を少し上に上げた。


獪岳「木刀、下げすぎ。」

「え まじ?」

獪岳「顎も上げすぎもっと鳩尾に力入れろ。」

「は、はい!あ、えっ鳩尾…!?」

獪岳「ガタガタ言わずにさっさとやれ」

「はいぃッ!!」


強めに言われた事で気持ちを入れ替えた私は
言われた通りにグッと鳩尾に力を入れる。


獪岳「そのまま呼吸だ。」

「こ、呼吸…?」

獪岳「さっき自分で言ってただろ。」


 あ ちゃんと私の話 聞いてくれてたんだ


私は改めて、彼に対して不思議な感情が湧いた。

その感情を心の横に置いて腹式呼吸を始めると
自分でも驚くほど、頭も身体も"理解"した。


(なるほど、そーいう事ね…!)


すると私の身体は自然と目の前にある木に勢いよく
向かって行き、そのままそこに立っていた桃の木を1本

突き破ってしまった。

第二十四話 「呼吸」→←第二十二話 「嫌い」



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練紅愛(プロフ) - 通りすがり人さん» ありがとうございます!主人公ちゃんは自分なりにがんばって精進しますのでこれからも見守ってあげてください!! (2019年8月27日 5時) (レス) id: f3cbd92521 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり人 - 主人公の嫌がるけど一生懸命なところがとても好きです!!たまに一人で考えてゆっくり進めているのが凄いなと思います!!(修行) (2019年8月21日 18時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
練紅愛(プロフ) - 棒人間さん» ありがとうございます…!!そんな事言われたらめちゃめちゃ頑張りますよ…!マギはジャーファル推してます!超大好きです! (2019年8月12日 16時) (レス) id: f3cbd92521 (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - ああ…何これ好き。設定が…話が…夢主が…私好みなんじゃ…すごく好きです。更新頑張って下さい!応援しています!それと名前からして、マギ知ってたりします? (2019年8月11日 17時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月2日 4時

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