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第二十話 「獪岳」 ページ20

「……、」



不思議な事に、その男の子を目の当たりにすると

胸の辺りが今まで経験した事ない程の大きさで

ドクンッと高鳴った。



「……誰だお前。」


彼の警戒心を持った声でハッと意識を戻した。

先程の鼓動は、きっと桃の木の下にいる男の子に
驚いたせいであろう。

何故だかその時は、そう言い聞かせた方が良いと
私の本能が言っていた。


「えっと、梅子さんの所でお世話になってる
Aで〜す…」

「……。」

「あの、ごめんなさい勝手に入っちゃって」

「……。」

「なんかガサガサって草の音が聞こえたから
動物とかだったらどうしようみたいな感じで〜……」

「……。」


え気まず なん此奴ガン無視かますくせに
めっちゃこっち見てくるじゃん、とアセアセ状態な私。

とりあえず目付きが堅気では無い気がするので
ここは一つ、名前を聞いてみる事にした。


「あの、名前聞いても良いですか?」

獪岳「獪岳。」

「かい、がく…」



彼の名前は獪岳。



今日この時初めて聞いて初めて見た筈なのに

何故か不思議と、初めてでは無いように感じた。

第二十一話 「育手」→←第十九話 「腹式呼吸」



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練紅愛(プロフ) - 通りすがり人さん» ありがとうございます!主人公ちゃんは自分なりにがんばって精進しますのでこれからも見守ってあげてください!! (2019年8月27日 5時) (レス) id: f3cbd92521 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり人 - 主人公の嫌がるけど一生懸命なところがとても好きです!!たまに一人で考えてゆっくり進めているのが凄いなと思います!!(修行) (2019年8月21日 18時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
練紅愛(プロフ) - 棒人間さん» ありがとうございます…!!そんな事言われたらめちゃめちゃ頑張りますよ…!マギはジャーファル推してます!超大好きです! (2019年8月12日 16時) (レス) id: f3cbd92521 (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - ああ…何これ好き。設定が…話が…夢主が…私好みなんじゃ…すごく好きです。更新頑張って下さい!応援しています!それと名前からして、マギ知ってたりします? (2019年8月11日 17時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月2日 4時

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