ポケモンに好かれる体質は人にも効くようですね

７−７ ページ24

noside

オンバーンとパッチラゴンお互い引けを取らない戦いが続いて数分。
戦況が変わった。

パッチラゴンが疲れのためか少し力を抜いてしまったのだ。

しかしオンバーンはそれに気付いていない。

A「オンバーン！」

Aの一言でオンバーンはパッチラゴンが弱っていることに気付いた。

オンバーンは一度りゅうのはどうを止め体制を立て直した。

パッチラゴンは急に消えた相手の技に驚いていた。

マサル「パッチラゴン！もう一度りゅうのはどうだ！」

A「オンバーン！最大出力越えて限界突破！」

そうしてもう一度はどうがぶつかり合う。

しかし、今度のオンバーンの技の威力は洒落にならないほどの強さだった。

オンバーンは限界突破したのだ。

そんなオンバーンに押されパッチラゴンはりゅうのはどうを受けてしまい倒れてしまった。

マサル「パッチラゴン！！お疲れ。」

マサルはパッチラゴンをボールに戻す。

フィールドにはまだ電撃が張りつめたような風になっている。

オンバーンが一声鳴くとその電撃も消え去った。

マサル「一体どんな育て方したんですか……。」

最早マサルはAに引いている。

A「勝てたら教えてあげる。」

Aは余裕そうな顔でそう言った。

オンバーン『アブソルがやられて焦ってたやつのいうことじゃねぇ。』

A(聞こえないフリ)

マサルは次のポケモンを繰り出した。

マサル「行け！バルジーナ！」

A(姉御って感じだぁ。ウチの姉御(アブソル)と戦わせたかったなぁ。)

A「オンバーン続けていくよ。」

オンバーンはそれに答えるかのように一声鳴いた。


───────Aは知らなかった。このバルジーナがこの先一番の敵になることを。

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