第十話:これより会議を始める ページ11
「待ちくたびれたわぁ」
そう言いながらアミ曹長は背伸びをして椅子に座っていた。
その発言の後に食いつくようにマチオ曹長は悪態をつきながら
「小さすぎて見えなかったわぁww」
と喧嘩を売りそしてアミもその喧嘩を買うかのように発言を始めた
「喧嘩売ってんのかマチオ」
「どこから見てもそうだろが」
「やんのか」
「やってやるよ」
この二人が喧嘩をすると部屋が壊れかねないのでやめるようにいよう言おうとしたらクレハ姉さんが先に注意をしてくれていた
「二人とも、今は会議の途中なんだからやめておきな」
「はーい」
「わかりました」
「それでは改めて会議を開始しよう」
私は書類に少し目を通しながら進行を始めた。
「それじゃあ今回の任務についての内容を言っていく」
そう私が言うと重苦しい雰囲気に更に殺気立ったような雰囲気が追加されて息苦しいような感じになった。私はグルッペンも同じような雰囲気だったのかと思い改めて総統の凄さを実感した。
「今回の任務の内容は真琴とイトウに探偵社の調査をお願いしたい」
その瞬間雪華の飼い猫であるいろはがゆっくりと此方を向いて馬鹿な奴だという目線を送ってきた。そして雪子からの強烈な殺気と雪子の首に巻き付いていた蛇のアダムと服の袖口から顔を覗かせていたヘレネスが私に向かって牙を見せていた。
「大佐、
雪子が一人称に
「何故、反対をする?」
「任務に失敗すれば真琴は無傷ではすまないだろうし噂では探偵社には太宰治という女性を心、中に誘う変態男がいるらしいじゃあないか。」
「そんなところに真琴を行かせたくはないしイトウを含め一度に二人の仲間を失いたくはない」
雪華は私を少し睨んでいた。
睨まないでほしいが大切な家族が死ぬ覚悟で行かねばならない任務を提案した人物だから睨まれてもしょうがないと自己解決して雪子に目線を送ると雪子の服の裾を真琴が引っ張って話し掛けていた
「私は行けます。死ぬ可能性もありますが大丈夫です❗これも任務の内ですし」
「俺も平気だ。いくら拷問を受けようが俺は構わないしヤバいと思ったら異能力を使って逃げるわ」
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作者名:豆腐野郎(元やつがれちゃん) | 作成日時:2019年7月2日 7時