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【美彩】*いつだってドキドキは止まらない* (リクエスト、美彩のお泊り!) ページ25

スゥ・・と寝息を立てている美門の横。
アーヤは、眠れずに困っていた。
一緒のお布団で寝るのは初めてではない。むしろ、これが5回目くらいだ。


チラッと目を横にやる。
自分が先から小さく動いているせいで、起こしていないかとても心配だったけれど、どうやらまだ寝ているようで、アーヤは安心する。


安心した、のだが。


(ちゃんと意識してなかったけど・・やっぱり、美門くんってすごい顔整っててかっこいいよね・・)

と再認識し、またドキドキが止まらなくなってしまった。


そう、アーヤの悩み、というのは“ドキドキが止まらないこと”だ。
今まで寝るときは、アーヤの方が先に眠っていたので、美門の寝顔を見ることはなく、抵抗がなかったのだが(勿論、それでも鼓動の高鳴りはあった)、今回、アーヤは途中で目が覚め、美門の寝顔を見たことで、“自分が美門と一緒に寝ている事実”を認識してしまい、ドキドキが止まらずに眠れなくなったのだ。


(もう、眠れそうにないや・・)
アーヤは、そう思いお布団から体を起こした。

隣で眠る彼氏。自分は、その隣で眠れない彼女。


普段、そんなに彼氏の顔をマジマジ見る機会もない。
だから、アーヤは少しだけの好奇心で美門を見てみた。
そして、段々食い入るように。


(本当に綺麗、だなぁ)

「美門くん、大好きだよ」

そして、アーヤは優しく美門の頬に唇を落とした。
彼女の特権だから、許される・・よね?と気持ちを昂揚させながら。


***

ちゃんと眠っている彼女の横で、眠れない彼氏。
目が覚めたのは、何か視線を感じたときであった。
チラリと薄目を開けると、彼女が自分のことを食い入るように見ていた。


その時の好奇心に満ちた顔は、本当に可愛らしかった。
声を必死に堪えた。自分が起きているのがバレたら、あの表情が見られなくなる。
そんなのは、惜しいってものではない。

「美門くん、大好きだよ」

そう言って唇を落とす彼女の姿を、美門はきちんとは捉えられなかったけれど、それでもとても興奮した(むしろ、彼女にこういうことされて興奮しない彼氏などいない)。



「ヤバイ、なぁ・・」

そう言って、赤くなる頬を手で覆う。
アーヤは、自分の可愛さを自覚してない。
故に、彼氏の美門はとてもドキドキしてしまうときがある。


(ドキドキが止まらない・・今日は、眠れそうにないかも)


翌日、2人が目を覚ましたのは10時くらいの出来事だった。

【若彩】*15年生きてて初めて分かったこと* (リクエスト、若彩のデート!)→←この小説を読んでくださる方に、1つ聞きたいことがあります(微エ口小説について)



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さまー - アーヤが美門って呼んでるから翼って読んでて欲しいです! (5月24日 20時) (レス) @page25 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
pua - 砂彩書いて欲しいです!ホント面白いです!わたしもこう書けるようになりたいっ! (2021年5月18日 13時) (レス) id: b5e633d6ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆっゆっち - 黒彩もっと見たいです!体に気を付けて頑張ってください (2020年7月5日 20時) (レス) id: 14eff17734 (このIDを非表示/違反報告)
間葉 - 黒彩がみたいです! (2019年3月29日 23時) (レス) id: 8e4a69fdea (このIDを非表示/違反報告)
mimiko(プロフ) - すごく面白いです!美彩の作品をもっと読みたいです☆更新頑張ってください☆ (2018年3月25日 17時) (レス) id: 5555f18d7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フルグラ | 作成日時:2017年10月27日 16時

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