4話 ページ5
しりつたんてい…?そんなもの、職業にしても種族にしても聞いたことがない。
『しりつたんてい、とはなんですか?』
安室「…探偵を知らないのかい?」
『私のいた場所には、そんな名前のものはありませんでした』
そう伝えると、怪訝そうな顔をされる。
安室「探偵というのは、…まぁ簡単に言うなら困っている人を助ける仕事です。例えば、浮気調査や失踪した人や動物を探したり、事件の解決を手伝ったり。」
『……なるほど、なんとなくですが分かりました。ありがとうございます』
安室「…取り合えず、向こうにいる僕の友人に声をかけに行くけど…君も一緒に来るかい?」
『…そうですね、他の方たちにもご挨拶をしなければ』
安室さんの後ろについて行くと、そこそこ広いお部屋に4人の人が集まっていた。
?2「お、嬢ちゃん、起きたのか!」
?「大丈夫?痛いところとかない?」
『あ…ご親切にどうも。この度は倒れていたところを拾っていただいたそうで、どうもありがとうございます。
私、大天狗様にお仕えしている白狼天狗の、狼月セツナと申します』
自己紹介をすると、なぜだか怪訝な顔をされた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名:犬走セツナ | 作成日時:2019年8月20日 9時