逮捕２１ ページ21
いいじゃないですかケチ〜！と言ったら小さい声で「バルス」って言われた。
ひど！！何で！？お酒のこと聞こうとしただけなのに！！！
『あ、安室さん！どうして私にはそうやって冷たくするんですか！』
「君にだけ冷たくしてるんじゃない、君がそうやってタイミング悪く来るから」
『タイミング悪く？えっと、今は電話しちゃダメだったんですか？』
私がそう聞くと、電話の向こうから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
降谷さんから携帯を取ったらしく、後ろでは彼の怒声が響いている。
･･･いや、様子的に携帯を取った人に怒ってるんじゃないっぽい？
「ライ！いちいち僕の邪魔をしないでいただけますかね！？」
「君がコソコソ連絡しているからだ。いつ仕事が入るかも分からないんだぞ」
「別に僕が誰と電話してようが貴方には全っっっく関係ないですよね？首を突っ込まないでください！」
「君のところとは何の関係もない女性と話しているんだろう？恋人なのか知らないが、そういうことに浮かれるのは･･･」
「あの子が恋人！？冗談はその頭だけにしてくださいよ！！それならゴリラと付き合ってる方がマシだ！！！」
････何だろう。話が見えてこないけど、ディスられてるであろうことは分かる。
降谷さん、私を彼女にしたら死ぬってどういうこと？？？
「あー･･･もしもし、聞こえる？」
『へっ？あ、ああ、えっと、その声はもしかして･･･日色さん？』
「「日色？」」
さっきまで喧嘩していたはずの二人は、彼の名前を聞いた途端こっちに向かってきた。
私はよく分からないまま、日色さんとの会話を続ける。
「後ろがうるさくてごめんな？ちょっと今日は二人ともイライラしててさ」
『いえ、大丈夫です！』
「そっか。えーと、オススメのお酒だっけ？俺で良ければ勧められるけど」
『本当ですか！？じゃあ教えてくださ「「諸伏ィ！！！！」」』
二人は軽く私の手首を掴み、携帯に向かって怒鳴っていた。
･･･それはもうガチの方で。
「テメェ、メール全部無視しやがって！！」
「お前がそこに居るってことは降谷もいるよな！？変わって！！」
「あ、え、あっと、ご、ごめん高野ちゃん！急用が出来たから切るな！？あ、お酒はとりあえずスコッチがオススメかな！それじゃ！！」
『え、ちょ』
すごい勢いで切られ、すっかりポカン状態。
松田さん達も般若のような顔をしていた。
･･･････早くスコッチ買って帰ろう。
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霜月千(プロフ) - まじか、めっちゃ面白いのに更新停止中なのか…(´・ω・｀)いつかの更新を首を長くして待ってます！頑張ってください‼︎ (2022年8月3日 18時) (
レス) @page23 id: daaa59ce20 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ面白いです！降谷さんと赤井さん、爆処組と諸伏さんのやり取りが好きすぎる笑笑、更新待ってます！頑張ってください！！ (2020年5月19日 9時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。なんか松田さんが夢主にデレッってしたり、回りに嫉妬してる松田君が可愛い！最高！降谷さんの警戒心？も可愛い！文才力が凄い！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月6日 7時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
ri_ookami(プロフ) - 続きが気になります…！とても面白いので続きめちゃくちゃ欲しいです！ (2020年5月3日 12時) (レス) id: 66f5bcda1b (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続きをください！ (2019年6月19日 23時) (レス) id: 14e676a59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2019年1月31日 22時
