最後の奇人は黒の王様の弟【ツキウタ。×あんスタ】 (ページ1)

今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:650 hit

プロローグページ1

夢ノ咲学院の校門前で嫌そうにしている青年と
その青年の護衛的位置にいる青年がいた

璉呀「兄様は何を考えているのか...俺に夢ノ咲学院に
戻れなどと…俺が何されたかわかった上なのか」

維織「璉呀さんに何かあれば俺が対応しますから…
落ち着きましょう?ね?」

璉呀「維織?はぁ...そうだな､止まっていては何も
変わらないよな」

ようやく校内に入りアイドル科の場所まで移動すると

椚「睦月君に奏鳴君おかえりなさい…皆貴女方を
待っていますよ」

璉呀「俺は待っていなくても良いと言ったんだが」

維織「皆璉呀さんが好きなんですよ…きっと」

璉呀「僕は…誰も守れなかった､魔王と呼ばれ崇められ､
それでも尚僕は皇帝に負け…皆も守れなかったんだよ…」

維織「璉呀さん…」

夏目「璉呀兄サンに維織オカエリ待ってたヨ」

璉呀「夏目…」

維織「夏君」

零「我輩も待っておったぞ?黒の魔王に魔王の守護者を」

璉呀「零…だけど僕は！君達に待ってもらっていても
何も返してあげられない…今の僕は…あの頃の様に
君達を傷付ける事しか…出来ない」

そう言った璉呀さんは今まで以上に苦しそうだった

渉「落ち着きましょうか黒の魔王様?新しい驚きと
我が黒の魔王様の為私はここへ来たのですがねぇ?」

俺は離れず璉呀さんの面倒を見てきた
だからここで言わないと行けないことがある

維織「この数ヶ月璉呀さんは無理に無理を重ね
倒れたり寝たきりの期間を終えた
上で兄である睦月始様の命令の下
ここへ俺と共に戻って来ました」

いつから北君は居たのか分からない

北斗「璉呀先輩！ずっとずっと待ってました…先輩が
この夢ノ咲に戻ってくるのを」

ちゃんと愛されていますよ璉呀さん

璉呀「北斗…」

北斗「先輩は誰も救えてないって思ってるかもしれませんが…先輩は沢山の人を救ってます！ちゃんと自信を
持ってください」

そう言われた璉呀さんは泣いていた片目の眼帯を外して
目元を抑えて

維織「北君質問していい?皇帝は今どうなっている?」

北斗「維織の質問に関しては次のSSで決着がつくと
言えばいいのか?」

零「そうじゃのう…コレでTricksterが勝てば皇帝への
復讐は果たされると言ったところかのう」

維織「Trickster?」

璉呀「Tricksterは北斗､スバル､遊木､衣更が組んでいる
ユニット革命児って所だろうね」

璉呀さんは泣き止んだのか俺にTricksterの解説をした

これは再びこの魔王様が学院で生活するお話