終電何してますか？眠ってますか？辞めさせてもらっていいですか？ (ページ8)

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徹夜五日目ページ8

『太宰さん、折角ですから、2本目も開けましょう！』
太宰「嗚呼！！今夜は宴だ宴だ〜！」

太宰「あれぇ、Aいつもより綺麗だねぇ〜」

……デレンデレンに酔いやがった、コイツ。
僕の刺すような視線に気づいたのか、「なに〜どうしたのぉ〜」とか何とか言ってる。

『お前のせいだよ、クソ上司！！』
太宰「へぇ、私のことそう見てたの？」

太宰さんが、怖いほどの満面の笑みを浮かべてこちらに歩いてくる。
じりじりと責められ、前はクソ鯖、後ろは壁の状態まで追い詰められる。

どん！

太宰「じゃあ、悪い子にはお仕置きしないとね？」

死を覚悟した(？)、その時。

中也「A！！電話かけても、何で反応しなかったんだ！」

神様だ。今日から中也様って呼ぼう！

太宰「げ、」
中也「げ、って何だ！つーかテメエら何してやがる！」
『中也様』
中也「中也、だ。急に様付けなんて、気持ち悪ぃ」
『中也、へるぷみー』

因みに今の状況を説明しておこう！
①太宰さんが酔う
②僕が口を滑らす
③壁に追い詰められる
④壁ドン
だよ☆

中也「太宰、その手を離せ！」
太宰「離すわけ無いじゃない、脳筋」
中也「あぁ！？」

『いや、悪化したんですけど！？！？』

太宰さんが左、中也が右を引っ張ってくるせいで、僕はイエス・キリストみたいになってる。
くそっ、中也が来たから改善されると思ったのに！

太宰・中也「なんか言った・言ったか？」
『何でもないでございます』

というか、
『太宰さん、あの計画中也に話してないですよね？』
太宰「わぁお、ほんとだ」

中也は、頭の上にクエスチョンマークを浮かべながら、首を傾げる。

中也「計画ってなんだ？」
太宰「それはね…」

太宰さんから、計画のあらましを聞いた中也は、険しい顔をした。

中也「ひでぇな、そいつ」
『協力してくれますか？』
中也「嗚呼、喜んで」

その日、中也を加えてもう一度晩餐をした。

『心愛は、僕の悩みの種・其の一です』
太宰「他の悩みの種もあるのかい？」
『はい！其の二が徹夜、其の三が太宰さんです！』
太宰「酷い！」
中也「はッ、ざまあみやがれ」
『其の四は中也です』
中也「はぁ！？」