終電何してますか？眠ってますか？辞めさせてもらっていいですか？ (ページ16)

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10000hit記念番外編　「突然のスカウト」ページ16

あの時から、江戸川…ごほん！乱歩さんは時々「駄菓子を買ってきて〜」等と言って、机から離れない僕を庇ってくれるようになった。
大人になったね…！お母さん、感動しちゃったよ！！(？)

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀﾀﾀﾀ…
毎分700ビット打つ。
中也さんにそう言ったら、「は！？社畜って凄ぇな！？」って言われた！
ふふーん？社畜は世界記録もを超えるのだよ！
もう、今日も今日も！あ・の！脳内お花畑野郎に
「Aちゅぁ〜ん！これぇ、わかんないからぁ、やっておいてねぇ！ちゃんとやらなきゃ、メッだよぉ！」
って
はぁ、ため息をつきかけた時。

乱歩「A〜お菓子買ってきて〜！今日は、いつものやつとあんまり買わない人気のやつ買ってきて〜」

はぁい！待ってましたァ！
其のために、ちゃんと何処行くか決めてましたよ！

乱歩「はい、これで買ってきて〜」
『了解致しました』

僕の手のひらに、万札×11を置いた。
周りの人が「えぇ…？あの乱歩さんが…？」とか「本気かよ…」とか言う声が聞こえるけど、今は無視だ、無視！

太宰「あー！A、買い物行くの〜！私も行く〜！」
『は？』
乱歩「嗚呼太宰、頼んだぞ」
『え？』
太宰「この太宰治、北原Aを護衛して参ります」
『何言ってるんですか？』
乱歩「よろしくな〜」
『どういうこと！？』

またもザワつく社内。
仕事しろよ、テメェらぁ！((
うーん？とてつもない速度で僕以外の世界が流れていきますね！
なんででしょうね！
太宰さんと乱歩さんだからですか！？
僕は駄目だからですか！？

太宰「行ってくるね！」
『一寸！！』

太宰さんに抱えられながら、僕は探偵社を飛び出した。

＊＊＊
『うわ、此処の豆花美味っ！』
太宰「食べ過ぎじゃない！？」

北原A、絶賛豆花頬張り中である。
此処の豆花が美味すぎるから！！何個も何個も頼んで、財布の中の札が空へ羽ばたいていくんです！！
因みに、この前から既に蛋挞(エッグタルト)と椰子挞(ココナッツタルト)をパックでそれぞれ3パック購入している。
僕もエッグタルト3つ、ココナッツタルト2つを買って食べている。
太宰さんの分？太宰さんの分なんか、…知らん。

太宰「酷い！一応上司なのにぃ！」
『あげませんよ、仕事サボるクソ上司には。』

べ、べ、別に拗ねた顔が可愛いだなんて、思ってないんだからね！其のイケメンフェイスが悪いんだから！と、心の中で悶えていると、

「君たち、アイドルやらないかい？」

TVの人らしい人に言われた。

『「は？」』