マフィアだけど警察学校に入学します！【文スト】【名探偵コナン】

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え、嘘でしょ教官、何嫌がらせ？

さっき真面目にやってなかったからその仕返し？

え、やだよ、しかも相手降谷だし
私の事めっちゃ嫌ってるし、いやだぁぁぁ


しかもなんか陣平こっち見てニヤニヤしてるし
あいつマジムカつく、よし後でしめよう←


(この間およそ0.5秒)



心の中の叫びは一切表情には出さず、私は言われた通り前に出た




「互いに礼」



めんどくさい〜
適当に投げられて終わりでいっかな〜




そんなことを思いながら顔を上げ相手である降谷を見る
すると、降谷も私のことを見ていた





その視線はいつもの嫌悪感の塊のような視線じゃなくて




あぁ、本気なんだなと、思わせるような視線だった




その視線を受けてさっきまでやる気のなかった私は一度姿勢を正し、今度は真面目に構え直した






「始め！」





動き出したのはほぼ同時




けれど、勝敗は一瞬で着いた





ダァァン！！！




陣平の時とは違い静かな柔道場にさっきよりも大きい音が響いた




床に倒れていたのは＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿









降谷だった








降谷は未だに状況が飲み込めないといった感じで呆然としていた



私は降谷の道着から手を離し降谷に手を差し出した





私の差し出した手に気がついた降谷は、手と私を交互に見たあとゆっくりと手を掴んだ





勢いよく降谷を起こした後、降谷と私は初めの位置に戻り





「『ありがとうございました』」





お互いに礼をして列に戻った








.









.




「いやぁさっきのAちゃん凄かったね！
降谷は男子の中じゃ一番強いのにあんな一瞬で勝っちゃうんだから、驚いたよ！」



授業も終わり食堂でご飯を食べていると研二がさっきの話をする



「ほんと凄かったな、Aよかったら今度俺とも手合わせしてくれねぇか？」



『いいよー、時間あったらね』



それに便乗して伊達も私に声をかける



「怪力ゴリラの降谷一瞬で倒すとかAお前もう、人間卒業してんじゃねぇか？」


『卒業してませんー！れっきとした人間ですー！』



陣平は陣平で相変わらず失礼だ





そんな感じでわいわいと楽しんでるところ、遅れて諸伏と降谷がやって来た





「なんの話ししてるんだ？」




「おー諸伏、今こいつが人間卒業してるって話してたんだよ」


『だから卒業してないって！！』



それと人を指でさすな！









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