32.君が眠るまで ページ32
深夜の布団の中
火照った体と顔で、力なく僕に寄り添う志野ちゃん
調子に乗りすぎちゃったかな？
「大丈夫？」
「大丈夫ですよ」
志野ちゃんは細い腕で僕に抱き付くと「とっても幸せでした」と笑う
すっごく可愛いんですけど
目の前に天使？女神？が舞い降りたようで、下半身はすでに翼を授かっていた
僕は抑えられない衝動に駆られながらも、グッとこらえる
「志野ちゃん寝なくていいの？明日も仕事でしょ？」
志野ちゃんが寝てしまえばそれまで
寝顔も今以上に可愛いんだけど、さすがに寝ている志野ちゃん相手に無理矢理はできない
僕はそれなりの礼儀とジェントルマン精神は持っている
「今日はもう少し起きてます」
「どうして？」
「だって織部さんの寝顔を見たいから」
疲れているのに、頑張って起きている理由がそれ？
「寝顔なんて、志野ちゃんが毎朝先に起きるから見てるでしょ？」
「でも、朝は時間がないからゆっくり見てられないじゃないですか」
「そんなに人の寝顔をまじまじと見てどうするの？」
志野ちゃんにそう言いながらも、僕は毎晩穴が開くほど志野ちゃんの寝顔を見つめている
「大好きな織部さんの顔なんです。ずっと見ていたいと思うのはいけないことですか？」
だから志野ちゃんのいうこともよくわかる
でも
「それに、寝ている間悪戯してみたいじゃないですか」
志野ちゃんがそんなことを考えているとは思わなかった
「悪戯って、どんなことしようとしてるの？」
「え？…え!?」
「ねぇ？どんなこと？」
「キスしたり…舐めたり…織部さんがしてくれる愛情表現をして返してみたいです」
志野ちゃんは顔を真っ赤にしながらも正直に教えてくれた
「じゃぁ、僕が寝たふりするからやってみない？」
「寝たふりってわかってるとやりにくいです。そんなんじゃ出来ませんよ」
「しょうがないな…なら勝負しよう？」
「何の勝負ですか？」
「体力勝負だよ。これから愛し合って、先に眠ったほうが負け。
負けた方は、寝てる間にどんな悪戯をされても、例え悪戯のせいで起きたとしても恨みっこなしね？」
「いいですよ」
志野ちゃんはバカだな〜
僕が志野ちゃんの弱みをいくつ知ってると思ってるの？
「もう寝ちゃったの？(気絶したのかな？)じゃぁ…思う存分いただきます」
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梼(プロフ) - 13日の金曜日さん» あっ。正解w元は鬼灯で書いてたものを引用して名前変えだけですからw (2015年7月28日 19時) (
レス) id: 50aca512b0 (このIDを非表示/違反報告)
13日の金曜日 - 白澤とか唐瓜とか出てきて鬼灯○冷徹かと思った自分を殴ってやりたくなる、今日この頃 (2015年7月28日 14時) (レス) id: e33d5cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鋳 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時：2015年5月9日 5時
