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24.看病 ページ24

寝すぎた…しいて言えば…織部さんと裸で寝過ぎた

「…ゴホッ」

やばい。喉痛い

「ゴホッゴホッ…」


暫く咳が続いて、喉も腹筋も痛くなってくる

咳をしている中、織部さんは気持ちよさそうに…

掛布団を独り占めして、一人だけ暖かそうにして寝ている


だから帰って寝るって言ったのに

風邪を引いたのは絶対に織部さんのせいだ

そう思うと無性に腹が立ってきて

織部さんに思いっきり我儘を言って、甘えてやろうと思った


まずは、私が風邪を引いている事を気付かせないと…と言うか起こさないと

冷え切った身体を布団の中に擦り込ませ、織部さんに密着する

「ひゃっ!!?」

そりゃぁ冷たいよね?

冬だもん

掛布団も無しに、裸で放り出されれば冷たくもなるわ


「織部さん…寒い」

「え!?何で?…僕またやっちゃった?」

しおらしく、静かにうなずき、先程よりも過剰に咳をしてみる


「僕のせいで風邪引いた?ごめんね?」

本当だよ全く。責任取れ

「大丈夫です。だから織部さんが温めて?」

織部さんの手は大きくて温かい

その手が私を包み込み、足は又の間に入って密着し

全身を温めるように、織部さんの手は背中を、腰を、お尻をさする


…ん?

「織部さん?…どこ触ってるんですか?」

「いや…弱ってる志野ちゃんって珍しいし…なんかいつもと違って可愛かったから…つい」

つい。で済まされる問題ではない

病人相手に何をしようとしているんだ?


「志野ちゃんを中からもっと温めてあげようか?」

中?それは…

「弱ってる時って、感度も良くて気持ちいいらしいよ?
志野ちゃんも僕に甘えたかったんでしょ?
だったら…志野ちゃんが満足するまで我儘聞いてあげるから」

志野「うそっ…」


私の腹黒い考えは織部さんに筒抜けだったようで

弱った責任を押し付けつけあがろうとしたら

弱味を握られ、突き上げられてしまった

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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(プロフ) - 13日の金曜日さん» あっ。正解w元は鬼灯で書いてたものを引用して名前変えだけですからw (2015年7月28日 19時) (レス) id: 50aca512b0 (このIDを非表示/違反報告)
13日の金曜日 - 白澤とか唐瓜とか出てきて鬼灯○冷徹かと思った自分を殴ってやりたくなる、今日この頃 (2015年7月28日 14時) (レス) id: e33d5cb0ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/  
作成日時:2015年5月9日 5時

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