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21.ハロウィン ページ21

「日本にハロウィンの文化はありませんよ?」

「でも、ハロウィンパーティーの風習は増えて来てるよね?」

「…で?」

「一緒に行こうよ?仮装の服を買いに」

「あぁ。だからドンキに来たんですね?」

「うん。で、どれがいい?」

「もう買う気満々ですよね?」

「アリスとか可愛くない?」


人の話を聞いてない

これは買うまで何を言っても無駄なんだろうな

「可愛いですね。でも、スカートが短くないですか?」

「大人のアリスは美脚を自慢したくなったんだよ」

「私は美脚じゃないから遠慮します」

「じゃぁこっちの悪魔は?」

「悪魔…と言うよりは小悪魔ですか?露出が多くないですか?」

「じゃぁこっちのゾンビナースは?」

「血のりとかメイクが大変じゃないですか?って、これも露出が多くないですか?
私はそんな可愛らしいフリフリしたものじゃなくていいです。
普通に堅苦しい感じの制服でいいです。警察とか軍服とか」

「そっかぁ〜…じゃぁここにはないから僕が準備しておくよ」

大丈夫かな?


で、ハロウィン当日

「何なんですか!!この服は!!?」

「警察官の制服」

「ですけど、このスカート丈は無いでしょう!?今までで一番短くないですか!?」

「だってミニスカポリスだから」

「は?…あ?…あぁ…もぅ…」

確かに嘘はついてないが、盲点を突かれて痛い


「志野ちゃん可愛いよ?」

「はいはい」

「そんな邪険に扱っていいのかな?
志野ちゃんの大好きなカップケーキ買ってあるんだけどな?」

「本当ですか!?下さい!!」

「ハロウィンなんだから、言う事言わなきゃダメでしょ?」

「トリック オア トリート!!カップケーキくれないと悪戯しちゃいますよ?」

「いいよ。どんどん僕に悪戯しちゃって」


てっきり悪戯されるものだと、受け身の準備はしていたが

「…は?」

まさか織部さんがこんな体当たりな悪戯を仕込んでくるとは思わなかった

そして、私の衣装に着けられた手錠や棍棒を見つめている織部さんの目が輝いている


「凶悪な犯罪者だと思って罵って良いから!!」

違う…これは本気で目覚めちゃった奴だ!!

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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(プロフ) - 13日の金曜日さん» あっ。正解w元は鬼灯で書いてたものを引用して名前変えだけですからw (2015年7月28日 19時) (レス) id: 50aca512b0 (このIDを非表示/違反報告)
13日の金曜日 - 白澤とか唐瓜とか出てきて鬼灯○冷徹かと思った自分を殴ってやりたくなる、今日この頃 (2015年7月28日 14時) (レス) id: e33d5cb0ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/  
作成日時:2015年5月9日 5時

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