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20.魔法のランプ ページ20

織部が美人との出会いを求めて海外旅行に出かけた時の事

周りを砂漠に囲まれた町の裏道で、若者が老人を襲っている場面に遭遇した

野郎と揉め事は好きではなかったが、皆が当たり前のようにやり過ごしている事に怒りを覚え、殴りかかる若者の手を止めに入っていた


「目上の人には敬意を払わないとね」

その場をなだめようとした織部だったが

「ならお前が俺達に敬意を払えよ。なぁ?」

「僕は暴力は嫌いなんだけどな」

そんな弱音を吐きながらも、織部は襲いかかって来た若者たちに圧倒的な力の差を見せつけ、気付けば織部は老人と二人きりだった


「ありがとう。おかげで助かったわ」

「気にしなくていいよ」

「お礼にこのランプをやろう。私にはもう必要ないものだから」

「僕もランプはいらないよ」

「これは魔法のランプと言ってな?ランプをこすれば魔人が3つだけ願いを叶えてくれる」

「僕は魔人でも野郎に興味はないよ?」

「何を言っている?魔人は女だぞ?」

「今すぐそれちょうだい!!」


こうして織部は老人からランプを受け取り、人気の無い所でランプをこすってみた

「ご主人様。願いをどうぞ」

すると中から煙を上げて目を疑う程綺麗な魔人が自分の事を「ご主人様」と言うではないか

すっかり気分の良くなった織部は魔人に「君の願いは?」と聞いて返した


「私の願いですか?そんな事を聞かれたのは初めてです」

「何も無いの?」

「ありますけど…願うだけ無駄なんです」

「どうして?」

「ご主人様が私のために願ってくれないといけないんです。
でも、ご主人様はいつも自分の願いに目がくらんで、3つの願いを使い果たすんです」

「僕に願いはないから叶えてあげる。君の願いは?」

「自由です。ランプからも、この束縛からも」

「君の名前は?」

「志野です」

「なら僕のお願い。志野ちゃんを自由に」


織部の言葉と共に、志野の首につけられていた金属が消えた

「ありがとうございます!!これで私は…」

「これで志野ちゃんは僕のものだね」

志野「…え?」

「僕は志野ちゃんを助けた恩人なんだから。
これからはずっと志野ちゃんのご主人様は僕だけだね」

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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(プロフ) - 13日の金曜日さん» あっ。正解w元は鬼灯で書いてたものを引用して名前変えだけですからw (2015年7月28日 19時) (レス) id: 50aca512b0 (このIDを非表示/違反報告)
13日の金曜日 - 白澤とか唐瓜とか出てきて鬼灯○冷徹かと思った自分を殴ってやりたくなる、今日この頃 (2015年7月28日 14時) (レス) id: e33d5cb0ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/  
作成日時:2015年5月9日 5時

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