捨てキョンシーを拾いました…?

いざ街へ!! ページ8

次の日私とAは、街へ出かけた。

街案内とあるじさま探しの為だ。

「ここが公園。お散歩とかには、良いかもね」

『すごいです!広いですね!あんずさま!!』

楽しそうにはしゃぎ回るA。
私よりずっと年上なのに…子供みたい。

『あるじさま〜?居ますか〜?』

「そんな所にいたらすごいよ…」

近くの家の犬小屋に向かって言うA。
犬小屋に居るわけないじゃん…。居たら怖いわ。

「ねぇ、あるじさまってどんな顔してるの?」

『あるじさまは、お年を召した方です!!
結構なお年なのですが、元気なんですよ♪』

「へぇ…」

お年を召したって…。おじいさん…。
家を出て何をする気なのさ…。
元気なのは、良いけど…何かあってからじゃ遅いよ…(白目)


「で、ここが夢ノ咲学院。私が通っている学校」

『がっこう?』

「勉強をする所」

『すごいですね!!』

目をキラキラさせながら学校を見るA。

そう言えば…Aどうするんだろ…
学校に通わせるのかな?

帰ったらお母さんに聞いてみよ…。

「ねぇA…」

隣を見るとAが居ない。

え、ちょっ、何処に行ったの!!?
ここで迷子になられたら大変だ!!

『あんずさまぁ〜!!』

何か上の方から声が聞こえる…。

上を向くと…

「ちょっ!!何してるの!!早く降りて来なさい!!汗」

人の家の屋根に登ってた。(白目)

あぁ…その癖…やめさせないと…。

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