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「あっ...あのさ、A...。」
『どうしたの..？』
目を泳がせながら、何かを言おうとする焦凍に首を傾げる。
「...」
『ゆっくりでいいよ、いつでも待つから..。』
焦凍は小さく深呼吸して、視線を下にして口を開けた。
「..緑谷って奴..知ってるよな..？」
『うん、見たよ...二回戦..。』
「ッ...！....」
一瞬目を丸くして、また俯く焦凍。
「あいつ...俺よりもすげぇ怪我してんのに...
俺に全力でかかって来いって..言われた..。」
『うん...。』
「何も知らねぇあいつに言われて、腹が立って...」
『うん...。』
「だけど、...」
太ももの上に乗せている手をぎゅっと握る焦凍。
「こんな醜い左側を...親父の力を...
あいつは...言ったんだ...
...お前の力じゃないかって...。」
『...！そっか...』
「その言葉を聞いて...昔のことを思い出して...
...お前やお母さんの声を思い出して..
...だから...全力で....」
焦凍....
『緑谷君に...勇気を貰ったんだね...。』
「あぁ...だけど、まだ迷ってるんだ..。」
『...？』
「火を放ったとき...クソ親父を忘れた...。」
『...ッ！！』
「それが良いのか悪いのか...正しいことなのか...まだよくわからねぇんだ...。」
『焦凍...』
「けど...」
左手をじっと見つめて、ぎゅっと握る焦凍。
「今まで
...人のために使おうって...思った...。」
『...そっか。それで、いいんじゃないかな...。』
「...？」
『良いのか悪いことなのか、正しいことなのか...その答えがわからなくても...
焦凍がそう思っているのなら、それでいいと思う..。』
焦凍の左手を両手で包む。
『私は...どんな時でも、焦凍の味方だから...
間違ってると思ったら、それは言うけど...。
でも...焦凍のこと、一番知ってるのは...私だから...。
だから......っ！』
途中で焦凍に抱き締められて、言葉を失った。
「...お前がいなかったら...俺は...」
『...焦凍...』
「絶対に...お前だけは死なせない...
...何があっても護り抜いてやる...。」
『....！...私も...私も、焦凍を死なせない...。』
私を抱き締める焦凍の力が
少しだけ強くなった。
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Eine(プロフ) - 轟くん好きな私にとっては最高過ぎてやばかったです。 (2018年1月20日 7時) (
レス) id: 967caa56c9 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか@若彩推し(プロフ) - めっっちゃよかったああああーーー！！！！！ (2018年1月3日 5時) (レス) id: 5db0e7dc69 (このIDを非表示/違反報告)
hosihanabi - (○ﾟдﾟ)ｬﾊﾞｨｶﾓ・・・轟くんかっこよすぎてケチャップがww私轟くん好きなんで((これからも小説頑張って下さい (2017年7月30日 23時) (レス) id: 2ee0840099 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - ほぅ!ちなみに２作目はどういう内容ですか!!? (2017年7月17日 22時) (レス) id: 5353766b20 (このIDを非表示/違反報告)
銀晋豆腐(プロフ) - MEGUMIさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございます！リクエストの件ですが申し訳ございません…(T_T)新作も考えており、二作同時進行は受験生である私には難しいです…(´；ω；`)私なんかよりMEGUMIさんが作った方がきっと良い作品になると思います…！ (2017年7月17日 17時) (レス) id: 460cb1e908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀晋豆腐
| 作成日時：2017年6月18日 23時
