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肉食だろうから無難にハンバーグと、スープ、後はデザート…は時間がかかるから2つだけでいいか。
肉をみじん切りにした玉ねぎと混ぜこねて、フライパンの上で焼いていく。
『ハンバーグはこんな感じで…後はスープ
レ「旨そうだ。」
ぇ！？』
僕の肩に顎を乗せ、耳元で囁くかのようなか細い声で言うレオナさん。
耳に息がかかり、身体が震えてしまった。
レ「ククｯｯ、なんだ？感じまったか？」
『ち、違います！その、びっくりしただけで…』
ﾄﾞｸ…ﾄﾞｸ…
レ「悪くねぇ味だ。」
『お口にあってなにより、です…。』
あの後何事もなかったようにまたベッドへ戻ったレオナさん。
それに対して、僕の鼓動はまた早まった。
でも普通の顔して戻ったレオナさんを見て恥ずかしくなり、意地でも鼓動が早くなるのを抑えた。
『(こんなのって…まるで)…ｯ』
気づいてしまっていいのか。
なんて考えながら食べたハンバーグはあまり美味しく感じなかった。
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作者名：K | 作成日時：2020年6月27日 21時
