【ツイステ】バクテリア【男主】 (ページ6)

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ﾄﾞｸ…ﾄﾞｸ…

やけに早く、大きな鼓動の音が伝わっていないか心p

レ「ククｯｯ、なに心臓早めてんだよ。」

伝わっていた。

『す、すみませんｯ！すぐ退きますから』

レ「くわせろ(喰わせろ)。」

『ぇ…』

レ「だーかーらー。俺にあーんしろって言ってんだよ。」

あーん…？

レ「なんだ？出来ないのか？」

そう言い顔に尻尾をスリスリとさせ挑発してくるレオナさん。

それが妙に美しく感じてしまった。

ﾄﾞｸ…

『わ、わかりました。……じゃあこれを…』

レ「ん。……美味いな。」

『え、』

レ「食堂のより美味ぇよ。お前が作ったんだろ？」

『はい。一応…』

レ「やるじゃねぇか。」

ポンポン。

雑ではあるが確かに頭をポンポンとされた。

それはまるで自分という存在を確かめてくれるような、そんな気がした。

ﾄﾞｸ…ﾄﾞｸ…ﾄﾞｸ…

レ「なぁ、お前名前は？」

『Aです。』

レ「今日から俺の飯を作る担当だ。」

言い方は乱暴で人使いが荒く聞こえるかも知れないけど、僕は何故かそれが嫌に感じなかった。

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