【ツイステ】バクテリア【男主】 (ページ21)

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僕よりもスタイルがよくて、顔が整っていて、根暗じゃなくて、妖艶で。

『浮かれすぎた、かな…』

あの光景を見た時、胸が苦しくなったし、目頭が熱くなった。

けど正直、お似合いに感じた。

無理矢理に見えたキスでさえ、絵になった。

『……そりゃ傍においておきたいよね。』

僕よりも早く部屋に入っていた。

それは僕よりも早く会いたかったってこと。

……僕よりも(・・・)

『ははっ、恋人でもないくせに。』

乾いた笑い声が何故か響く。

随分女々しくなっちゃったなぁ。

自分だけ舞い上がって、レオナさん！レオナさん！って言ってて…

『ははっ、はｯ…』

レオナさんには僕以外にもいる。

それに僕はご飯を作ってくれる特典付き。

少しは他の人よりも重宝してくれてもいいんじゃないかなぁ。

『我儘だ。』

レオナさんに絆されてから我儘になっちゃった。

僕の初めて(・・・)の人。

『………ご飯の感想、聞いてないな。』

嗚呼、明日は何作ろうかな。

きっとあの人はご飯は作れない。

僕が作ってあげなきゃ。

ご飯(僕)を必要としてくれるなら、望んでいくよ。

だって……

『好きです、レオナさんﾂ…』

また一つ大きな雫が地面に落ちた。

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