堕天使と狂戦士

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ん？少し怒ってるのか、戦闘力が上がってきている。と思ったら背後から気弾を数発撃ってきた。「危ない危ない」かわした気弾は岩に当たり跡形もなく粉砕した。中々の破壊力。


「いいわよ！もっと殺す気で撃って！」

これじゃあまるで修行の相手をしてるみたい。まあ、暇つぶしついでに相手になってやってもいいか。

「あっ」

油断したつもりはないんだけど、前に回り込まれて気弾が私に直撃した。「ああもう痛いじゃない」一瞬ひるんだ隙に私に飛びかかり地面へと落ちた。

おやつを奪われる前に、私はおやつを口の中に放り込んだ。バリバリ…おやつが口の中で砕けそれは喉へととおっていった。

「残念でした」

ああ、またまた怒った。相変わらずすごい気だ。日に日に戦闘力が上がってきている…この子、もしかしたら私を超えて大者になるかもね。でも…

「私の勝ち」

尻尾を掴んで釣り上げる。戦闘力は下がり、ただの子供へと変わった。
弱点の尻尾なんか切り落とした方がいいと思うんだけど…まあ痛いだろうしそれはできない。


「さあ、帰ろう。食べれなかったおやつをあげるから」

尻尾を引き、住処まで飛んで行った。

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